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ハーフナー・マイクって何者?

タジキスタン戦で、日本代表として初ゴールを挙げたハーフナー・マイク
通には予てより注目の選手だったようだが、最近になってサッカーを語り始めた俄かファンの当方は、彼の事をまるで知らない。

人相風体は、どう見ても日本人離れ。
紅毛碧眼、彫りが深くて身長190cm以上の日本人なんて、見た事がないもんナァ。
名前もまた、日本人にはありえない、全部カタカナ表示。
ところがヒーローインタビューでは、流暢な日本語を話す。
我々世代では、ロイ・ジェームズ以来の「変な外人」に見える。

先のラグビーワールドカップでも思ったが、日本代表に外国人が混じるとどうにも馴染めない。
変だナァと思っていたが、何と彼は日本生まれ。
しかも、あの「仁義なき戦い」の舞台、広島が生誕地。
その後、一家挙げて日本国籍を取得している、れっきとした日本人である事が判明。
なるほど、それなら彼が日本代表であっても、なんら不思議ではない。
ついでに名前も、日本人的に「ハーフなマイク真木」と変えてくれれば分かりやすい。

昨晩のタジキスタン戦は、8対0と、開闢以来の歴史的大勝を果たした。
但しこれは、世界的には二軍相手の戦績でしかない。
その前の対ベトナム戦は大苦戦した事を考えると、日本代表がワールドクラスで戦える力を身につけているか、まだまだ判断するには早すぎる。
第一、ヨーロッパのサッカーを見ると、そのスピードやパスの正確さなどは、とてもアジア地区で見るサッカーとは比べ物にならない。
将に芸術的なテクニックで、余りに素晴らしいので口をポカンと開けて見入ってしまう。
一朝一夕で身につくものとも思えず、何代にも亘って体にサッカーテクニックを染み込ませた、歴史と伝統がなせる業なのだろう。

女子サッカーは、なでしこジャパンが一足早く世界一、頂点に上り詰めた。
これは未だ、世界のライバル達の体制が整い切れる前の一稼ぎの感もあるが、男子の場合は、ヨーロッパ以外にも、それに匹敵する層の厚さを持つ国が、南アメリカやアフリカに五万とある。
そんな連中を蹴散らして、我が日本代表がワールドカップ制覇をするのは、夢のまた夢。
その日をこの目で見る事を期待はしているものの、当方のような老人初年兵には、残された時間が少ない。
悠長に、選手層の底上げや、日本代表のレベルアップを待つ訳には行かない。
ならば残された手段は、世界的な選手を悉く日本代表に仕上げる事に尽きる。
メッシ、ロナウドルーニー、シャビ等々の超一流は無理かもしれないが、駄目元で一流どころを、金に物を言わせて掻き集めるのはどうだろう。

その為には円高大歓迎。
経済面では評判が悪い円高だが、今の民主党政府の無策振りでは是正の可能性は見られない。
ならばせめて、サッカー日本代表の戦力充実を図る事が出来ないだろうか。
ハーフナー・マイクの活躍を見て、そう思った。