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東京オリンピック決定への私的関心事

9月8日早朝、日本の真裏にある遠いアルゼンチン、ヴエノスアイレスでのIOC総会の決定を、その時テレビを見ていた日本中の国民が注目手していたに違いない。
前夜ゴルフ疲れで早々と寝てしまった僕は、4時には目を覚まし、テレビをつけると、テレビ東京以外の全局が、夜っぴいて馬鹿騒ぎを続けていた。
そして5時10分過ぎ、散々ジラシた挙句、ジャック・ロゲ会長から、「2020年オリンピック開催地は東京」と発表されると、総会の現場だけでなく、これまた全局揃ってお祭り騒ぎ。
正直に言うと僕は、2020年オリンピックに関して、東京での開催を熱望していた訳ではないので、別段ハラハラする事も興奮する事もなく、事の推移を見ていた。
東京に決定した瞬間、最初に頭によぎったのは、「現地の日本代表団の喜びをぐっと抑えてくれれば、もっと日本の価値が上がったのでは」との思いだった。
隣には、残念ながら落選したイスタンブール代表団が、落胆の表情で座っていた。
外国人は、嬉しい時には欣喜雀躍で大騒ぎをするが、我が日本神道の教えは、「喜びは控えめに!」のはず。
嬉しいのは分かるが、敗者への労りを持って、全員立ち上がって謙虚に一礼して喜び表現してくれれば、日本人が持つ道徳観が一挙に世界に理解されたのではと、少々残念な思いがした。

マァ、国を挙げてのお祝い事なので、無粋なイチャモンをつけるのも大人気ない。
最初に落選したマドリッドでは、フェリペ皇太子が陣頭指揮で誘致活動を繰り返していたのに、前日には反対デモが発生していた。
どれほどの規模のデモだったのかは不明だが、「スペインにはオリンピックに使う資金余裕はない」と主張していた程の経済状況なので、内心ホッとしている人たちもいるだろう。
イスタンブールは、ほんの数か月前は内戦状態だったし、隣国シリアの政治不安は、2020年までの解決は難しいと思わざるを得ない程悪化の一途だ。
客観的に見れば、東京で開催するのがベストなのは間違いない。

それはいいのだが、安倍晋三が約束した福島汚染水問題は大丈夫なのだろうか。
安倍晋三も、日本の招致委員会も、「東京は大丈夫」と繰り返していたが、逆に言うと、福島周辺は絶望的だとも聞こえる。
実際に汚染水は毎日毎日増え続けているが、その処理方法はおろか、貯水方法すら確立されてはいない。
いつの間にか、地下に染み込んでいたのが分かり、地下を凍結するとかの必死の対策が検討されているが、全部応急措置に過ぎない。
このまま増え続ければ、汚染水を隔離しておく場所だって、アッと言う間に不足してしまう。
ド素人的に判断すれば、結局は海に流して広く拡散させるしか方法がないのではないだろうか。
果たしてそれが、海外を納得させる解決方法なのか。
やはり福島原発は、日本が抱え込んだ戦後最悪の災厄なのだ。
福島事故処理を通じて、今の日本には原発を安全稼働できる技術の確立はない事が判明した。
原発で発電した電力を使用せざるを得ないのなら、それ相応の覚悟が必要だ。
オリンピックを開催するとなると、今以上の電力需要が発生する。
その意味では、2020年東京オリンピックが成功するか否かに、福島原発の後処理と原発への日本人の覚悟が問われる。

それにしても、韓国の卑劣さには、心の底から頭に来る。
IOC総会にタイミングを合わせて、東北地方の産物輸入全面禁止を発表した。
将にネガティブキャンペーンであり、福島汚染水を俎上に上げ、IOC総会で東京を落選させようとの魂胆が見え見えの所業で、「下衆の極み」だ。
この恨み、いずこで果たそうか!
日本でオリンピックが開催される事に、国を挙げて落選運動をするような韓国とは、共有するべき文化はない!
我が愛読紙、産経新聞の「産経抄」記者は、半年前にキムチを絶ち、今回には韓国製スマホを絶つ事で「半返し」する積りらしい。
ならば僕は、二度と再び、韓国映画を見ない。
例えソン・イエジンと言えど、韓国美人に鼻の下を伸ばさない。(除:アン・ソンジュ、イ・ボミ)
そして、二度と真露を飲む事もない。
以上、固く決意する次第だ。