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日本軍国主義復活なんてありえない

中国、韓国は、安倍晋三が総理大臣になって以来の日本に対して、安倍極右政権とか、日本軍国主義復活とか、口を極めて罵る。
ハッキリ言って、チャンチャラおかしい。
確かに安倍晋三は、祖父はA級戦犯だった岸信介だし、靖国参拝や、憲法改正を公約にする、血統書付き、生粋の保守政治家だ。
しかし極右かと言えば、実はそうでもない。
第一次安倍内閣の失敗への反省からか、例えば持論の憲法改正にしても、靖国神社参拝にしても、国際社会に配慮して、一歩前進二歩後退みたいな強かさを見せている。

日本に対してイチャモンをつける事で、国内矛盾への欲求不満を誤魔化してきた中国、韓国にとって民主党政権は、ちょっと脅せばすぐに震え上がる、意の儘に操る事が出来るチョロイ存在だった。
しかし安倍晋三は、「美しい日本を取り戻す」と標榜し、中国、韓国にも物申す姿勢を崩さない。
日本独自の伝統的な考えを優先し、謝罪する姿勢もない。
中国、韓国には、「全く可愛気がなく、怪しからん」と、イライラが募る存在だろう。

三年半前には、自民党民主党に大敗、政権交代が起きたが、その時の自民党大敗の責任は、大半が、政権を投げ出した安倍晋三にある。
あの時の安倍晋三は、総理大臣失格だけでなく、政治家の資質さえ問われる大失態を演じた。
そんな安倍晋三が、再度総理大臣に返り咲いた最大の理由は、三年半に及んだ民主党政権のあまりの無為無策振りと、民主党政権時代に発生した中国による尖閣列島への不当介入や、韓国による竹島へのチョッカイの所為で、日本国民のナショナリズムを刺激された事にあるのは間違いない。
あり得ない事を想像しても仕方がないが、もしも日、中、韓の三国がお互いを尊敬、尊重する間柄だったら、安倍晋三の復活はなかっただろう。

中国は、尖閣列島国有化は石原慎太郎野田佳彦が連携して進めたと考え、日本全体が軍国主義復活に向かっていると見ているらしい。
日本人には難癖をつけているとしか思えない見解だが、中国は第二次世界大戦で日本軍に国土を蹂躙された国なので、このような被害者意識丸出しの謀略史観に駆られるのはやむを得ないだろう。
そんな中国人には、閣僚が靖国神社に参拝する事も、村山談話河野談話を見直そうとする事も、「日本は歴史を反省せずに、再度アジアへの侵略を企てている」と見えてしまい、「日本は絶対に許せない」と、エキセントリックな面を見せる。
こんな中国人を満足、納得させるのは、唯一つ、「中国様の仰る通り、確かに日本は悪うございました。今後は中国様のご意思を尊重し、反省と後悔の日を送ります」と、坊主懺悔で謝罪するしかない。

しかし今回参議院選挙で圧勝し、長期安定政権が視野に入ってきた安倍晋三政権の考え方は、この中国の思惑とは真逆だ。
実際に安倍晋三は、憲法改正集団的自衛権行使、靖国神社参拝等を画策し、勿論河野談話村山談話の見直しも考えている。
やる事為す事、全部中国、韓国の神経を逆なでする。
日本と中、韓の首脳会談が開かれなくても、安倍晋三は慌てない。
「いつでも対話の窓口は開かれている」と、まるで中国、韓国が偏屈で意地になっているのが原因とばかりに受け流す。
そして多くの中国人、韓国人が日本に悪い印象を持っている事への裏返しで、多くの日本人は、中国、韓国に非妥協姿勢で物申す安倍晋三を支持している。
中国、韓国が、「日本は反省していない」と騒げば騒ぐほど、日本人は中国、韓国を嫌いになっていく。
今の三国間の関係は、そんな皮肉な結果となっている。

しかし、そんな事が軍国主義につながるかと言えば、それは絶対にありえない。
もしも安倍晋三や日本国民が、本気で日本軍国主義復活を目論むのなら、軍国主義教育による思想統制が必須だ。
太平洋戦争に突入した時の日本は、「天皇は神様」「八紘一宇」「大東亜協栄」が徹底的に教え込まれた。
中国では反日教育、韓国では「竹島(独島)は我が国の領土」教育が、国家政策として実施されている。
他国とのイザコザを武力で解決する為には、それを合理化する思想的裏付けが必須だからだ。
しかし日本では、最近問題になった「はだしのゲン」にしても、むしろ日本の過去を自分自身で否定するような教育が専らだ。
こんな国で軍国主義が復活するなんて、絶対にありえない。

中国さん、韓国さん
日本軍国主義復活なんて、貴方達の単なる妄想、杞憂に過ぎませんヨ。
尤も、そんな事はどうでもよくて、単に国内をまとめる為だけに、徹底的な日本バッシングが不可欠なのかもしれませんが。