昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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雪かき

昨日土曜日、天気予報は「最近にない大雪警報」
緊張気味に起き出すが、早朝に限ると小雪程度。
「大したことないな」と思うが、さすがにゴルフに出かける気分ではない。
布団でグズグズしていたら、段々雪が積もりはじまえた。

昼頃になると辺り一面雪景色で、最早午前中の余裕など皆無。
段々玄関前にも雪が積もり始め、ドアを開けるのも力仕事になってくる。
少なくとも家から道路への通路だけは確保しておこうと、慌てて雪かきをするが、一時間もしないうちに全て雪に覆われてしまう。
更に二年前には、屋根に積もった雪が落下して、趣味の盆栽が10鉢以上ダメになった事を思い出す。
今回も、今にも枝が折れそうに見えるほど、みるみる盆栽に雪が積もる。
結局、全身雪塗れになり、寒さに震えながら、三回に亘って枝の雪を落とした。

開けて日曜日。
雪はやんだが、何と積雪は40cm以上。
関東では45年ぶりの大雪らしいが、俄か江戸っ子の僕にも、これほどの雪は初めての経験だ。
玄関も、道路も、盆栽も、雪に埋もれているので、早速雪かきを開始。
何せ、40cmも積もった雪を移動させるのだから大変だ。
遠くから見ると綺麗でも、実際の雪は重い。
近所のおじさんが除雪車で道路の雪かきをやってくれたのが大助かりで、一時間ほどの作業で取り敢えずは何とか生活空間を確保できた。

首都圏では、わずか数cmの積雪でも交通がマヒする。
都市部は全く雪に弱いのだが、田舎の我が家もまた、雪が降ると困ってしまう。
第一雪道の運転に慣れていないので、買い物にも行けない。
我が家の息子は、直接末端顧客が相手の仕事をやっているが、朝方会社から「お客さんが困っているので、雪かきの手助けをする。直ちに出社せよ」と電話があり、長靴で雪道を会社に出掛けた。
高齢化社会では、雪かき要員にも事欠いてしまう。

こんな天候をビジネスチャンスととらえ、顧客にゴマをすることでライバルに差をつけようとする息子の仕事って大変だ。
そんな競争は、僕にはとても真似できるものではないし、真似しようとも思わない。
すっかり疲れ果て、筋肉痛に悩みながら、会社でも顧客にも好き勝手な事を言えて、しかもこんな日にゴマスリに呼び出される事のなかった自分の仕事が、如何に恵まれていたかを痛感した一日だ。