昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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「健康のために歩きましょう」だったが

会社勤めがなくなると、運動量が激減するはずだ。

嫌でも応でも、平日は通勤する事が当たり前だった。
当然満員電車でもみくちゃにされるし、何よりソコココで歩いていた。
そんなのは全く普通で、自分がエネルギーを消費しているなんて、まるで無自覚だったが、無意識の強制が消滅するので、何か別の運動を考えないといけない。

因みに、毎日どれほど歩いているのか、万歩計を買い込んで測定してみた。
先ず会社には行ったけど、外歩きをしなかった場合は、6千歩。
一旦出社後、顧客を訪問した時は、1万歩。
ところが休日、家で歩くのはわずかに2千歩だけ。
これでは運動不足が明白で、入るを制して食事を減らすか、あるいはカロリーを消費する手段を講じないと、ただでさえメタボ体型が進展しているのに、さらに拍車がかかってしまう。

まず考えたのが、朝の散歩。
朝起きたら、すぐに1万歩歩く。
そのまま朝食を抜き、ブランチにして、一日二食にする。
これなら取得カロリーは減るし、今まで通りの運動量は確保できる。
これは名案とほくそ笑んでいたら、訪問先の社長から「それは最悪のやり方で、早死にしてしまう」と脅された。
彼によると、「相撲取りの食事法と一緒で、それだと50歳以上までは長生きできない」らしい。
相撲取りは、早朝稽古、その後ブランチ、昼寝、また稽古、ちゃんこ料理、早寝を繰り返す。
その結果、あの異様に肥った体型が出来上がるが、無理をした体づくりなので、ほぼ全員が早死にする。
「人間は一日三回食事をするのが自然の理に適っているので、ビスケット一枚と牛乳だけでもいいからちゃんと朝食を摂る事」と力説した。
更に、「第一アナタ、人間、単に歩いているだけでは様になりませんヨ。如何にも長生きしたい症候群で、傍目にも見っとも無い」とまで断定されてしまった。

確かに僕の考えていたのは、稽古の部分が散歩だったり、読書だったり、盆栽の世話だったりするが、生活パターンは相撲取りの一日と一緒。
遥か前に還暦を迎えているので、今更相撲取りのような早死にを心配する必要はないが、それでも早く死にたい気持ちは皆無だ。
出来るものなら、いつまでも若々しく元気で生きていたい。
だから、一日二食が健康に悪いと断定されると、折角の決意が一気に揺らいでしまう。
結局は、この案はお蔵入りになってしまった。

ただ今後は、一日中暇になる事だけは間違いない。
仕事をする事で、良いも悪いも様々な刺激を受けていたし、それ以外にもカロリー消費にも役立っていた。
仕事に匹敵する刺激と運動を見つける事が、喫緊の課題だ。
しかもそれは、資金力が不必要でないと長続きしない。
ゲートボールしかないのかなァ???!!!