退職後、一週間が過ぎた。
さぞや退屈だろうと思っていたが、意外とその昔、志村けんが歌っていた「一週間」のように、まるで快適に過ごした。
月曜日はホンジャラゲ
火曜日はハンジャラゲ
水曜日はスイスイスイ
木曜日はモ~リモリ
金曜日はキンキラキン
土曜日はギンギラギンのギンギラギンのギンギラギンのギン
日曜日はランラランララン
会社勤めの一週間、168時間の過ごし方は、
睡眠 8H×7日 56時間
風呂、トイレ 1×7 7
通勤(往復) 2×5 10 英会話と読書
仕事 9×5 45
会社の昼食 1×5 5
朝晩の食事 1×7 7 早飯、早××、芸のうち
平日テレビ 2×5 10
土曜日ゴルフ 10 週一くらいのペース
土曜日テレビ 4
日曜日ブラブラタイム 14 テレビ、盆栽、家事手伝い、他
一方退職後の朝は、適当に起き出す。
その刻およそ7時頃、今までよりも一時間半ほど遅い。
仕事に代る、一日の主な業務は、万歩計、スマホ、前日録音した英会話テープを身に着けたウォーキング。
初日に腹痛に襲われたので、二日目からは、先ずはバナナを食べて用を足す。
そんなモタモタで、準備に小一時間を要する。
そのウォーキングは、速足で1時間。
歩数は8000歩で、恐らく6匐瓩を走破しているはずだ。
一週間に一度くらいは、天気のいい日にゴルフに出かけるが、通常はこのウォーキングだけが、唯一体力を要する運動になる。
9時頃に帰宅後は、午前中をWOWWOWの映画鑑賞。
午後は、12時からブランチを摂った後、テレビを消してインターネット、読書、盆栽の手入れ。
ついでに今まであまり経験のない昼寝の後は、テレビでニュースと天気予報をチェック。
夕方7時に夕食後は、クイズ番組を中心にテレビ鑑賞。
9時入浴、10時就寝。
仕事と言う、外部からの強制がない分、毎日単純な生活になってしまう。
その反面、仕事の悩みは皆無だし、束縛もない。
何をやっても、どんな環境になっても、全面的に良くなる訳ではないし、逆に全てが悪くなることもない。
であれば、今の生活を嘆くよりも満足した方が、精神的にも肉体的にも健全だ。