昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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突発性難聴に罹ったみたい

突然、左耳が聞こえなくなった。
病院に行ったら、医者の様子が深刻だ。
「いつからです?」
「一週間くらい前ですかね。」
「正確に思い出してください。ここのところは、結構重要なんです。一週間なら治るかもしれないけど、それ以上だと厳しい。」

そう言われても、今日の今日まで何となくおかしいなとは思っていたが、別段聞こえない訳ではないので、大して気にも留めなかった。
確かに数日前から、ヘッドフォンステレオを耳に装着する時に、違和感があった。
10日ほど前に携帯電話がかかってきたが、聞き取りづらく、イヤフォンで聞いた。
決定的に自覚したのは昨日の午前中で、やはり携帯電話をいつものように左耳にあてたが、上手く聞こえない。
右耳で聞いたら、全く問題なく聞こえる。
ここで初めて、左耳に異常がある事を自覚したが、10月の健康診断の時に相談でもしようかと、この時は気楽に考えていた。
午後になって、英会話の録音を聴こうとイヤフォンを当てると、それまでは聞こえが悪い程度だったのに、この時は左耳がほとんど聞こえなくなっていた。
ここで事態の重大さに気が付き、慌てて病院に行った。

そこで聴力試験を受けると、やはり案の定、左耳がほとんど聞き取れない。
その後の医者の態度が冒頭の通りで、ただならぬ雰囲気を醸し出す。
結論は、「処方薬の効果を明後日朝一番で確認、効果がなければ、この病院ではお手上げなので、総合病院を紹介する」となった。
この医者はポーカーフェースには程遠く、検査結果が全部表情に出てしまう。
「この病気は気の持ち方で治りが変るので、出来るだけ楽しい事を考えてください。明るく治療しましょう」と言われても、ちっとも楽しい気持ちになれない。

まさか我が身に、こんな異常が発生するとは思っていなかった。
尤も齢65歳。
昔ならとっくに御釈迦になっていてもおかしくない年齢なので、何が起きても不思議ではない。
何が原因なのか、かなりシリアスな病気なのか、何よりも、左耳の聴力は取り戻せるのか、今のところ何もわからない。
ネットで調べると、突発性難聴は原因不明の難病らしい。
厄介な病魔に取りつかれたものだが、しかしこうなったら、全てが医者任せしかない。
自分でできる事と言えば、精々安静にしている程度だ。

大声を聞くと、左耳の中で反響しているように感じたり、何となく左耳全体がモアッとした感じがあるのは不快だが、取り敢えずは明日の結果を待つしかない。
病気をすると弱気になりがちだが、クヨクヨ考えても仕方がない。
なるようにしかならないと、腹をくくっている。