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小平奈緒選手の写真の解釈

貫井れい子なる女性が、Facebookに投稿した写真がある。
出典はIOC日本公式アカウントかららしい。


イメージ 1

写真そのものは、アスリート同士の友情と尊敬の念が表れていてなかなかいいシーンだが、これへの投稿者のコメントがまるでおかしい。
 
女子500mスピードスケート
一位の小平選手と、三連覇を阻まれた二位の韓国イ選手。
お互いここまでの努力と苦悩を知っているからこそ、讃えあえるのだと思う。
いい写真です。
見ましたか?>ネトウヨ諸君達」
 
これに対して、「感激した!」だの、「これぞオリンピック!」「これがスポーツ」「ぜひシェアさせて!」だの、礼賛のツイートが並んでいるが、中でも古谷一郎氏は
最高に良い写真だ!
海外の方と付き合いがあると。国民レベルではみんな仲良くなれるって、いつも感じる!
悪い印象をせっせと作っているのはいつだって政府とメディア!
悪く言わないと反日とか非国民とか・・・・笑
日本が本当に熟成された先進国なのであれば、この写真は称賛されて当たり前だよね!
これこそ人の魅力だよ!
この精神こそが、今の日本に足りないんじゃないかな?
首相は、日本を取り戻すとかおっしゃいますが・・・・
日本のこころを!人の心を!取り戻すのが最優先事項だと思うんだけどね
と、手放しで褒めちぎっている。
 
確かに僕も、いい写真とは思う。
しかしオリンピックでは、優勝した選手と二位の選手が抱き合ってお互いを讃え合うなんてザラにある光景だ。
この写真だけが、何か特別のメッセージがあるわけではない。
実際に羽生結弦選手は、三位のフェルナンデスとも握手したし、四位に落ちた中国の金選手ともハグしていた。
 
そこで、貫井氏の最後のコメント、「見ましたか?>ネトウヨ諸君達」の言葉から様々な裏読みをしてみると、
貫井氏は日頃のネトウヨに対して批判的だし、古谷氏も安倍政権には批判的立場のようだ
・今回の写真では、小平選手があたかも韓国国旗を持っているように見える
・お二人は、そこに小平選手の韓国と韓国イ選手への尊敬の念を感じたのではないか
・この写真には平和の祭典オリンピックで見せた、小平選手の人間的素晴らしさが表れている
・日頃は何かと韓国を目の敵にしているネトウヨどもは、
・小平選手の爪の垢でも煎じて飲め
とでも言いたいのだろう。
成程!もしもそうなら、韓国、中国と聞いた途端にアレルギー症状が出る僕なんかは、大いに反省しなければならない。

しかしこの写真をよく見ると、そんなサヨクかぶれ連中の好き勝手な解釈とは違う実態が分かる。
何よりも競技が終わった後の小平奈緒選手は、日本国旗を背負ってヴィクトリーランをしていた。
そしてこの写真は、二位で韓国国旗を掲げてやはり国家と国民へアピールしていたイ選手と抱き合った時のものだ。
実際に韓国国旗を持っているのは韓国イ選手の手であり、小平選手はそのイ選手の肩を抱いている。
そして小平選手の背中には、「日本人これにあり!」と、優勝したことを日本国と日本国民、そして世界中にアピールした日の丸国旗が厳然と存在している。
 
僕は、オリンピックの期間中は、より一層愛国者になる。
実際に小平奈緒選手の金メダル獲得の瞬間は、大感激した。
小平選手のヴィクトリーランも、優勝インタビューも、韓国とチェコの選手と同じ表彰台に並んだシーンも見た。
勝っても驕らず、周囲への感謝を忘れなかったことからも、小平選手の人間的な素晴らしさは分かる。


しかしその小平奈緒選手の写真の一瞬を切り取って、勝手な解釈をつけて反日活動に利用をする連中には不快感しか残らない。
こんな感想を持つのは、僕がバリバリのネトウヨだからかな?!