昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

万歳三唱!

先週金曜日、ある会合の発会式で万歳三唱の役を仰せつかった。

万歳三唱は、明治憲法発布の1889年、天皇の馬車に向かって初めて行われたらしいが、何となく全体主義の香りがする言葉と行為であり、僕は元々あまり好きではない。
日本陸軍は「天皇陛下万歳!」と叫び、無謀な玉砕攻撃を行った。
英語の「banzai」は絶望的なTrialを意味するなど、あまり良い意味の単語ではない。
また北朝鮮では今でも金正日を称え、多くの大衆が「マンセー!」と連呼する。

僕の場合今までは、人がやっていても白けて見ている事が多かったのに、今回は率先して皆に万歳三唱を呼びかける立場になってしまった。

日本では、パーティーの最後にほぼ必ず万歳三唱が企画される。
その為万歳三唱の担当は、酒を飲んで酔っ払うわけにも、立食で腹一杯になるわけにも行かず、緊張状態が長時間続く事になる。
何とか恙無く大役をこなしたが、二度とやりたくない。

先だっては、結婚式で初めて乾杯の音頭をとり、今回は万歳三唱の音頭とり。
ここの所、妙な役目がめぐってくる。

しかし、この会では僕の呼びかけに対して、全員が盛大に「万歳、万歳、万歳!」と唱和してきた。
更には、万歳の返礼とやらで、主催者側がもう一度万歳三唱を呼びかけるという念の入れ方。

会全体が大いに盛り上がって終了したところを見ると、世の中に万歳三唱が定着しているのも分かるような気がした。