昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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あぁ、高橋尚子への鎮魂歌!

無惨、名古屋国際女子マラソン高橋尚子
10kmも行かないうちに大失速し、最後は気息奄々で27位。
レース後の記者会見では、気丈に「これが今の実力」と振り返っていたが、過去の栄光が大きすぎるだけに、オリンピック出場を狙い用意周到で臨んだレースで負けてしまっては哀れを誘う。

昨年8月に膝の手術をしていた事をバラシたのは感心しない。
今まで黙っていたのなら、最後まで秘密にしておくべきだろう。
あたかも、「膝の具合が悪く、調子が完全ではなかった」みたいに聞こえるが、様々な言い訳があるのはお互い様で、それでも勝負の日までに万全に仕上げなければならない。
勝負事は結果が全て。
せっかく潔く負けを認めた価値が半減してしまう。

引退は否定、弘山選手が39歳で今なお現役である事を引用し、今後もマラソンを続けると発表したが、彼女はすでに35歳。
今回勝った中村友梨香選手が21歳だった事を考えると、いかに経験が大事なスポーツとは言え、今後に大きな期待は出来ないだろう。

そもそも、高橋選手は何故小出監督から独立したのだろう。
「このままでは、いつまでも甘えてしまう」との独立理由を鵜呑みにする人はいない。
矢張り、如何に監督が名伯楽といえども、実際に走るのは自分だとの思いや、独立すれば金銭面でさらに恵まれるとの計算があっただろうが、2005年5月に独立、その年の11月に故障を押して出場した東京国際女子マラソンで優勝したものの、その後の高橋選手は実績を残せてはいない。

2000年シドニーオリンピックで見事な快走を見せ、日本中を大興奮させたヒロイン高橋尚子
たとえ負けたレースの後でも、さわやかな笑顔を絶やさない高橋尚子
しかし、前回のアテネでも、今回の北京でも、高橋はオリンピックで走る事は出来ない。
シドニーから12年後に開催される南アフリカオリンピックまでには、さらに生きのいい若手が登場するに違いない。
何せ、マラソンは初出場の選手でも勝つ事が出来る競技だ。
信頼できるコーチがいないので、すべて自分で練習を管理しなければならないのは辛かろう。

国民栄誉賞まで受賞した大選手だけに、すっかり老けこみ満身創痍の姿を見るのは忍びない。