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北朝鮮への経済支援には絶対反対!

大韓民国文在寅北朝鮮金正恩の南北会談が、ノーベル平和賞の候補とは、笑わせてくれる。
と、思うのだが、世の中にはあの茶番劇を、手放しで褒めちぎる連中もいる。
彼らに言わせると、これで韓半島の非核化が進み、南北統一と世界平和実現の第一歩となるらしい。
 
馬鹿言っちゃいかんよ。
韓国人の国民性には文句タラタラの僕だが、そうは言っても韓国は列記とした自由主義国家だ。
それに比べて北朝鮮は、主体思想などと訳の分からない理念を掲げた、インチキ全体主義国家だ。
一応は共産主義国家を名乗ってはいるが、その実態は共産主義からも程遠く、日本共産党とも絶縁状態の、金王朝が統治する封建領主性国家でしかない。
 
南北朝鮮が統一されるのなら、歴史的観点からは、東西ドイツが統一されたかのような、韓国による北朝鮮飲み込みしかありえない。
しかし北朝鮮金正恩の最大関心は、金王朝支配体制の継続だ。
いくら文在寅親北朝鮮の政治家であっても、金王朝の存在を認めた国家運営など出来っこない。
極端に思惑が違う韓国と金正恩が、仮に統一に向かって話し合っても、共通項が見つかるはずがないのだ。
 
そもそも南北会談に現れた、金正恩の太りっぷりを何と説明する。
北朝鮮では飢えに苦しむ民が多数いる時に、一人だけ、日本の相撲取り並みに太っているのは、それだけで、金正恩が贅の限りを尽くした生活をしていることが憶測できる。
そんなオトコなのに、似合いもしない愛嬌を振りまき、文在寅リップサービスを繰り返すと、「思っていたより話が分かるヤツ」などと甘い評価を下してしまう。
テレビ朝日報道ステーションは、「ユーモアのある金正恩を信用しよう」と呼びかける始末だ。
しかし金正恩金正日の後継者になった途端、後見役だった叔父は射殺、兄は暗殺、更に何百人の政敵が公開処刑されている事を忘れてはいけない。
自分の地位を守るためなら手段を選ばないオトコが、折角手に入れた核兵器と言う武器を、そう簡単に手放すはずがない。
 
本気で南北朝鮮統一を考えるのなら、金正恩の放逐と金王朝の終焉こそ、その第一歩だ。
それ以外の方策などない。
しかし今のマスコミや識者と称する連中は、南北会談に続く米朝会談、日朝会談で、拉致被害者問題の解決と、平和条約の締結、そして日本からの経済支援が平和につながるなどと、能天気な世迷い事を並びたてている。
平和ボケも甚だしい。
 
何の罪もないのに、北朝鮮によって拉致された日本人や諸外国人の救済は最優先事項だ。
しかしそれに準じるほど大事な問題は、金日成金正日金正恩の三代に亘る暴力的圧政によって、虐げられている北朝鮮国民の解放だ。
金王朝は、北朝鮮の国民が選んだ体制ではない。
戦後の東西問題が先鋭化した中で、共産勢力によってでっち上げられた、如何わしい支配体制でしかない。
それを忘れ去って、醜くも太り切った金正恩の愛嬌に騙され、金王朝体制延命を支援、保証するよう試みはあってはならない。


北朝鮮金正恩独裁体制は、世界平和のためにはマイナス要素しかない。
過去には、イランでもフィリピンでも、東欧の独裁国家でも、アラブの春でも、独裁者は自国民によって哀れな末路を迎えている。
北朝鮮も然りで、支援するのは北朝鮮の国民たちであり、金正恩ではない。