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TOKIO事件報道の違和感

最近は、地上波テレビを見ることは少ない。
そんな中で昨日、昼食をとりながら久しぶりにテレビをつけると、TOKIOの四人組が記者会見をやっていた。
例の、TOKIO山口メンバー」の不祥事に関してだ。
終わった後の、司会者やコメンテータ連中の感想は、
・四人は事態に真摯に向き合っていた
・被害者への謝罪と、仲間を思う気持ちが伝わってきた
・出来ればまた、五人の活躍を見たい
と、総じて好意的だった。
 
僕はヒネクレ者なので、こう言った当たり前のモノの見方には反発を覚える。
先ず、四人が記者会見を開いた目的は、グループとして被害者への謝罪の気持ちを表したかったとのことだった。
しかしそれなら、大々的に報道各社を集めた記者会見などではなく、メンバーの四人が被害者に謝罪すれば済む話だ。
あのような、一見晒し者にされたような記者会見でも、当然ながら所属事務所とグループへのダメージコントロールが入念に計算されている。
そう思いながら記者会見を見ていると、四人は各々に与えられた役割を忠実にこなしていたことも、容易に推測できる。
特に、「山口メンバー」が辞表を提出したのが、残りのメンバーだったのには呆れた。
当然ながらこれはリーダー「城島メンバー」の預り扱いで、今後の世論の動きを見て、「山口メンバー」とTOKIOの身の振り方を決める算段だろう。
 
ファンでもない僕にとっては、TOKIOと「山口メンバー」が解散しようが、復活しようがどちらでも構わない。
それよりも、被疑者、山口達也を「山口メンバー」などと、訳の分からない呼び方を続けたマスコミの報道姿勢には、強い違和感がある。
後になって、「他に適当な呼び方がなかったから」と、理由にもならない言い訳をしていたが、これは全て、芸能界を牛耳るジャニーズ事務所への忖度ではないのか?!
 
政権批判の時には、嘘も方便でデッチアゲや我田引水の報道を繰り返すマスコミが、ジャニーズ事務所のスキャンダルには、一気に腰が引ける。
そもそも、「山口メンバー」の罪状にしても、強制わいせつ容疑なのに、「無理矢理キスしようとした」と極端に矮小化して報道する。
その程度なら、デビ婦人ではないが「うがいでもすれば」となるはずだが、実際の「山口メンバー」はもっとひどいことをやってしまったのではないか?!
 
更に、「山口メンバー」のアルコール依存症も話題になっていた。
本人は否定しているようだが、話を聞く限り、彼がアルコール依存症なのは間違いないだろう。
しかし「山口メンバー」が、何故アルコールを過度に摂取するようになったのかを追及した地上波マスコミは皆無で、唯一ネット情報がジャニーズ事務所社長の稚児愛に触れているだけだ。
この件については、その昔ジャニーズ事務所の大人気グループの一人が告白本を出版したが、当時から今に至るまで、そのことを取り上げたマスコミは存在しない。
マスコミにとっては、ジャニーズ事務所に都合の悪いことは、一切報道しないことが、暗黙のルールになっているのだ。
 
こんな報道姿勢で、よくも権力の監視役などと自称できたものだ。
ネット情報が、全て正しい訳ではない。
しかしネット社会には、一般マスコミのような自分勝手で手前味噌の自主管理などなく、手持ちの情報はすべて開示している。
それが正しいか間違っているかも含めて、読み手の責任になる。
もはや、フィルターが掛かりまくったマスコミ情報などを当てにする必要などない時代になったと思う。