昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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正月早々ショッキングな出来事

正月早々ショッキングな出来事に遭遇した。

それは能登地震でも、日航機と海保機の衝突炎上事故でもない。

週刊文春吉本興業松本人志とのバトルでもない。

自民党の裏金疑惑への怒りでもない。

きわめて個人的な問題だが、しかし本人にとってはかなりダメージが残ることなのだ。

 

実は今のネットでは、名前とおおよその現住所が分かれば、かなりの確度で個人の電話番号や住所の詳細を特定する方法がある。

20年ほど前までは多くの人が、自宅の電話番号を電話帳に登録しているからだ。

個人情報保護の観点からは大問題だが、そんな意識や危機感がなかった時代の残滓だ。

とにかく、例えば「〇田〇平という人が東京都世田谷区に住んでいる」程度の情報があれば、簡単にその人の正確な住所と電話番号を知ることができる。

正確な住所がわかり次にグーグルマップを開けば、今その人が住んでいる家や周囲の環境までわかってしまう。

誠に恐ろしい時代になったものだ。

 

僕の場合、更に加えて妙なことを覚えている習性がある。

正確に言うと覚えていると言うよりも忘れていないトリビアだが、愚にもつかないまるで無用の情報がいつまでも記憶に残っているのだ。

そんな僕が、昔こっぴどく振られた女性からも年賀状が来ていたことを思い出した。

最終的には結婚に至らなかったが、一時期はそうなってもおかしくない女性だった。

結局は僕の勘違いと思い過ごしから全く違った展開になり、僕は今の嫁と結婚し、まもなく金婚式を迎えるが、傍から見ても仲の良い夫婦生活を送ってきた。

一方の彼女はその後見合い結婚したが、還暦を迎えるタイミングで離婚したようだ。

これも各々の運命だったと思うが、折に触れあの時に勘違いしていなければと、純情だったころを思い返していた。

 

そんな僕が「彼女の実家はどんな家なのだろう?」と、フトそんなことを考えたのだ。

 

彼女の実家については、うろ覚えだがおおよその住所はわかるし、旧姓と電話番号は鮮明に覚えている。

早速その界隈の旧姓該当者名で調べると結構多数がヒットしたが、その中に何度か電話した懐かしい番号を発見した。(昔の局番の頭に3が追加されていたが)

当時の登録者は彼女の父親だったが、今は息子さん、彼女の弟名義に代わっている。

記憶が曖昧だった住所も、詳細が判明した。

 

さて次のステップはグーグルマップだ。

これはピンポイントで画像が出てくる。

フ~ン、これが彼女の実家か!

と感慨にふけるシーンだが、何と正面玄関の壁にポスターが見える。

青地のそのポスターに書いてある文字は「日本を前に」であり、そして大写しの顔は山口那津男

左様、近所でも散見される公明党の宣伝ポスターだ。

即ち彼女の実家は公明党支持者であり、ほとんど100%の確率で家族が創価学会員なのだ。

 

実は僕と創価学会の相性は極めて悪い。

そもそも創価学会が政界進出したころ、高校生だった僕は「坊主が政治に口を出すと碌なことにならない」と公言していた。

すると同級生が「そんなことは絶対にない」とムキになって言い返してきた。

それが初めての学会員との出会いだったが、当時の僕の想いは今でも変わっていない。

その後気の合ったブログ仲間ができたが、彼は創価学会小池百合子を支持したことを正当化したので、すっかり疎遠になった。

公明党創価学会は政権与党ではあるが、僕は彼らを獅子身中の虫と思っている。

 

もちろん実家が創価学会だから、彼女もそうだとは断言できない。

しかし学会員は普及活動に熱心で、見知らぬ家にも押しかけるほどだから、確率で言えば彼女もまた学会員である可能性は高い。

一時は大好きだった女性で、場合によっては結婚したかもしれない彼女が学会員だとすれば、これはショックだ。

お付き合いしているときの彼女には、そんな雰囲気は皆無だった。

今更どうでも良いし、どうしようもないことではあるが、イメージが壊れないためにも違っていてほしいと熱望する。

 

更に妄想は膨らみ、もしも彼女との結婚を決意した後に学会員だと分かれば、果たしてどうなっただろう?

愛があればと突き進んだだろうか?

それとも超えられない壁として、結婚を諦めただろうか?

実際にはそんな悩みを持つこともなく全く平凡な人生になったが、これもまた神様の思召し!

日頃は敬虔な無神論者で熱心な無宗教徒の僕だが、こんな時だけは神様に厚くお礼を申し上げる信者に早変わりする。