昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

なるほどそういう事か、モンゴル巡業

旭鷲山
モンゴル人で初めての関取にして、今回めでたくモンゴルの国会議員に上り詰めた御仁だ。
急に廃業した時は、暴力団がらみの事件が原因ではと取りざたされた。
その彼が日本相撲協会のモンゴル巡業に待ったをかけている。

モンゴルでは、先の選挙で負けた野党勢力が、与党側に不正があったと暴動を引き起こした。
その為旭鷲山は、治安が不安定なので相撲巡業を延期した方が良いと主張している。
また彼は今回の来日時に、朝青龍が相撲で負けてしまったので遠慮して会わなかったが、白鵬からは「こんな時期にモンゴル巡業をするべきではない」との意見を聞いたとも発言していた。
そして、この旭鷲山の動きに対して、朝青龍が「あの野郎!」と猛反発しているとの事。

今回のモンゴル巡業は、朝青龍がモンゴルで経営するサーカス会場で開催されるらしい。
そして、この巡業の主催者は朝青龍の実兄。
即ち、推進派は朝青龍とその仲間。
そして反対派は、現役時代から朝青龍と何かと因縁があった旭鷲山とその仲間。

大体、モンゴルの国会議員ともあろう者が、自国の治安が良くないと認める事自体が異例だ。
一方、相撲巡業には利権が付きまとうとは言うものの、主催者から会場まで朝青龍の関連企業が取り仕切っているとなると、朝青龍がこの巡業に執着する理由もわかってしまう。

要は、モンゴル勢相撲取りの仲間割れなのだ。

モンゴル人横綱二人は、ろくに稽古もしなくても、才能だけで勝ち続けてきた。
そして、後に続く有力相撲取りの大半も外国人。
残念ながら、当分の間日本人関取が横綱になる可能性はない。
大関でさえ、次の候補者はモンゴル勢の朝青龍派、安馬だと目されている。

日本相撲協会の看板横綱は二人ともモンゴル人で、しかも仲が悪い。
この二人を頂点とした勢力が、勝手気ままな派閥争いで日本相撲協会を引きずり回している。
礼に始まり礼に終わる日本の伝統国技相撲で、こんな事態が許されるのだろうか?!

と、嘆いてみても、既にモンゴル勢がいなくては相撲が成り立たなくなってしまっている。
こうなったら、いくら横綱審議会が力み返っても、外国人頼みの相撲は凋落の一途を辿るのだろう。
僕もそろそろ、グッドバイ相撲!の時期に来た。