昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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晴れて国会議員になった谷亮子さん!

何故だか嫌われる谷亮子(さん)。
せっかく晴れて参議院議員になれたと言うのに、全日本柔道連盟の吉村和郎強化委員長から「国会議員になったら柔道の現役続行は難しい」と、引退勧告を受けた。
女子48キロ級には、今やすっかり実力で水をあけられた世界ランク1位の福見友子がいる。
普通に努力しても代表になるのは難しいのに、国会議員ともなると公務が忙しくて充分な練習が出来ない。
さすがにかなり厚かましいはずの谷亮子も、「柔道の方も続けていけるように努力はします。だけども公務はしっかりしたい」と殊勝に答えている。

早々に当選を決めたが、この選挙期間中の谷亮子に対する世間の風は、決して温かくはなかった。
演説もまる覚え台詞の棒読みで、「地球を覆うほどの愛」と小沢一郎への信頼を訴えてはいたものの、何故国会議員を目指したのかもはっきりしない。
それどころか、本来は隠していたいはずの複雑な家族関係も暴露され、首尾よく議員様にはなれたが失ったものも少なくはないはずだ。

ところで、谷亮子は何故にこんなに嫌われるのだろう。
少なくとも、彼女が柔道界に颯爽と登場した頃は、応援する人達の方が多かった。
2000年のシドニーオリンピックで初めて金メダルを取り、飛び跳ねて喜びを表したときの表情は、決して人に不快感を与えるものではなかった。
2003年谷佳知と芸能人顔負けの派手派手しい結婚式を挙げた頃から、風向きが変わり始める。
しかしアテネオリンピックでは、足を痛めながらも金メダル。
夫からの祝福に涙顔で答えるシーンも、悪い印象ではない。

しかしこれ以降、肝心の柔道で磐石の強さが薄れ始めた。
妊娠出産後にまたも福見に負けたにも拘らず、「過去の実績」が評価され、無理筋で世界選手権代表に選ばれると、「柔チャンの特別扱いはおかしい」と、バッシングが強まる。
北京オリンピックでも、選考試合で負けたのに過去の実績で代表に選ばれたが、今度はやっとこさの銅メダル。
谷亮子神話の化けの皮が剥がれてしまい、すっかり人気凋落。
常に目立つ立場にいた谷亮子だけに、ロンドンオリンピックを目指し捲土重来を図ると思われていたが、今回突然の政界転身で世間をアッといわせた。

谷亮子は、過去から有言実行の人で、数々の名言を発している。
「田村で金、谷で金、ママで金」はその最たるものだが、彼女はこれを全て実現している。
谷亮子の実績は高く評価されて然るべきものなのに、どうも否定派の方が多いようだ。
そもそも、欲しいものは全部手に入れ、あんな顔なのに野球界の名選手と結婚、子供まで授かっている。
しかも、柔道エリートとして特別扱いをされ続けてきた。

世の女性陣からは、「我が身を比較して谷亮子はあまりに恵まれている」と羨ましがられているのだろう。
更に悪い事には、口を尖らせて喋る姿には、全く謙虚さを感じられない。
一時的にはビッグマウスは珍しがられて重宝されるが、次第に風当たりは強くなる。
日本では、出る杭は打たれる。
谷亮子は、大いに出すぎた杭だ。

その谷良子が、国会議員にまで上り詰めた。
恐らく日本中の野次馬が、妬みと冷やかしで一斉に彼女の足を引っ張り始めるだろう。
マァ、今まで発揮してきた彼女の自己陶酔ぶりを見れば、少々の悪評は馬耳東風と聞き流して、また多くの人の神経を逆撫でするような台詞を吐き、そのたびに更に反発を招くに違いない。

因みに僕の友人は、飛行機で偶然に帰省中の彼女と母親の隣の席に座った時、鼻が曲がるほどの香水の匂いに参ったとぼやいていた。
「あんな安香水の匂いは大迷惑」と、周囲への配慮に欠けた谷亮子母娘に文句を言っていたが、後になって彼女の香水は無茶苦茶に高いものだと判明、知識のなさが暴露され恥をかいていた。
それ以来、テレビで谷亮子を見るたびに、周り一帯はプンプン臭っているのではと思ってしまう。

しかし皮肉な見方だが、2012年ロンドンオリンピックの柔道代表を、国会議員になった事を理由としてギブアップする絶好の言い訳を得たとも言える。
意外にも、谷亮子こそドロ舟民主党の救世主、ジャンヌ・ダルクかもしれない。
(って事、ないだろな??+?)