昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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超ゴルフが下手な人

半端ではない程、ゴルフが下手な人を知っている。
○○株式会社の○○さん。
年の頃なら50歳前後。
社名と名前が一緒なので、オーナーかそのジュニアだろう。

当社はこの会社との取引はないが、彼とは年一度、顧客主催のコンペで必ず遭遇する。
彼はこのコンペで、絶対に最下位を外さない。
何せ、140を切る事がない。

と言うと、「その程度は、僕の知り合いにもいる」との声が聞こえてきそうだが、彼の場合はハーフのスコア。
この二年間連続して、彼はラウンド290~300程のスコアを出している。
ハンディキャップは大体40の上限があるので、彼のネットスコアは250前後となる。
これでは、少々の「腕自慢」でも、絶対に彼を下回る事は出来ない。
よって、常に断トツの最下位が指定席となる。

最近のコンペは、大半がダブルペリア方式で順位が決まるので、パーティーの最後に出場者全員のホールバイホールのスコアが一覧表で配布される。
彼の場合で驚くのは、二年間36ホールのスコアで、一桁で済んだのはたったの一度だけ。
パー3を9で上がった以外は、残り全ホールは二桁。
パー3の中には、必ず150ヤード以下のホールもあるが、彼はそこでも二桁を叩き出す。
当方、幸か不幸か、彼と同じパーティーにはなった事がない。
しかし、今迄幾多の人のゴルフをみてきたが、全く初めてコースに出た人以外では、ここまで大叩きする人は知らない。

「こんなに叩くと嫌になるのでは」、なんて忖度するのは素人。
彼は毎年このコンペが楽しみらしく、喜々として参加してくる。
またゴルフは大好きのようで、プライベートでも結構楽しんでいるらしい。
しかしスコアは、いつもこの辺で安定しているとの事。

一緒の組だと大変だろうとは思うが、本人に悪気がなく、また周りへの気配りこそないものの必死にゴルフに打ち込む姿勢に、悪印象を持つ人もいない。
むしろこのコンペでは、名物参加者とすら思われている。
スコアが悪くても、同伴競技者が納得し認めてくれるのなら、その人なりの楽しみ方があっても構わない。

それにしても、おおよそ300打。
良くも間違えないものだ。