昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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下手が多くて大変な社内コンペ

22日土曜日は、社内コンペの日。
台風の影響で、前日金曜日の深夜までは大雨。
最悪の天気が心配されたが、当日は朝から曇天、微風の絶好のゴルフ日和。
開催場所は、我が家からも、ゴルフ場の最寄り駅までJRだけで一時間半、そこからクラブバスで40分も掛る。
そんな遥か彼方まで出掛けるのは、低予算に抑える必要だけではない。

四組、16名の参加だが、その中には今回がラウンドわずか二回目の「猛者」もいる。
しかも彼の最初のラウンドはわずか一週間前で、結果のスコアはアンカウンタブル。
仕事終了後の金曜日夜に、打ちっ放し練習情に出かけるほどの、まさしく付け焼刃状態。
しかも他の若手連中だって、五十歩百歩。
他流試合が可能な技能を有するプレイヤーは、どう贔屓目で見ても半分以下の、ド素人に毛が生えた程度の集団でしかない。

だから場所選びとメンバーの組合せには、殊の外苦労する。
少なくとも、メンバーがうるさいゴルフ場は絶対に無理。
勢い、キャディがいない、客の入りが少なく、初心者でも「来てくれればお客様」扱いをしてくれるコースに限定される。
有難い事に、そんなゴルフ場はコスト面でも安い。
まさに一石二鳥でゴルフ場が決まったが、その分アクセスの悪さは我慢しなければならない。
そんな訳で、東京都心から遥か離れた関東の田舎町で、第一回社内コンペが開催される事になった次第だ。
始発電車を利用しなければならない社員は、プレイ開始の時までにかなりのスタミナを消費していた。

9時半スタートで、当方は最初の組。
問題の超初心者は2組だが、3組、4組も多士済々が揃っている。
先ず二番ホールアウトして後ろを見ると、もうこの時点で完全に一ホール開いてしまっている。
前途多難だ。
その後は、後続組を見る事はなく、プレイ終了時点では40分以上差がついていた。
流石にマーシャルから注意があったらしいが、その時の社員の対応がユニークだった
「途中、走ったり、1mくらいのパットもOKしているけど、それでも遅れている。下手糞ばっかりで申し訳ない」と、殊勝な顔つきで言い訳をして大目に見て貰ったらしい。
不貞腐れたり、「遅くはない」と食って掛かるような不心得者が多い中、開き直りとも謝罪ともつかない申し開きに対して、マーシャルもあまり露骨に怒る気にはならなかったようだ。

それにしても、2組目と3組目、3組目と4組目も、それぞれに20分以上も間が空いてしまい、我が社のメンバーだけで多大なる時間を浪費してしまった事になる。
尤も風呂場で聞こえてくる他の来場者も、「今日は初めて120を切った」とか、「僕は70-60だった」とか、「50台のスコアは凄い」とか、似たり寄ったりの話ばっかりなので、少しは罪の意識が薄らぐ。

一応全員無事にホールアウト、表彰式に移ったが、何せ会費3千円なので料理も商品もチャチなものしかない。
それでも最大目的の社内融和は充分に達成され、秋には第二回目が開催、その時の幹事役も決定された。
しかし、本来のゴルフ道からはかけ離れたコンペで、コースの係員と、我が社の後にスタートしたプレイヤー達には迷惑を掛けてしまった事は大反省材料だ。
昔だったら「下手に免じて」の言い訳など聞いても貰えず、「下手なら、練習した後にコースに来い」と叱られたものだ。
僕も他人には厳しい意見を言う事が多かったが、身内の不始末に対してはついつい甘くなってしまう。
それでも、断トツのブービーメーカーやブービーの挨拶が「次回には見違えるスコアを」と前向きだった事に期待したい。
(これもまた甘い!カナ?)