昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

マレーシアでの仕事振り

少なくとも、年に三回はマレーシアを訪問している。
国内の主要顧客並みの回数だ。
偏に先方の社長、専務の人柄に拠る。
発展途上国のオーナー経営者なので、一族郎党が大挙して経営陣を占めている事での内部統制の問題や、少々の公私混同はあるかもしれないが、責任感や経営センスには学ぶべきものが多い。
何よりも、日本のサラリーマン経営者にはない人間的魅力が溢れているので、話をするほどに「目から鱗が落ちる」状態になる。

マレーシアの目的地は彼らの本社があるペナン島だが、そのスケジュールはいつも決まっている。
午前11時頃成田を出発、シンガポール経由でペナンに到着するのが現地時間の午後9時頃。
すぐに高級屋台みたいな店で、現地で最近大人気の、好みのトッピングを選べるラーメン、名物バター付き食パンと焼き鳥を肴にタイガービールで乾杯。
10時過ぎにホテルにチェックインで、初日は終了。

翌日はホテルを6時に出発。
途中の屋台で、朝食のワンタンメンとビール。
7時半に会社のそばのゴルフ場に到着、すぐにラウンド開始。
12時にはゴルフ終了、近所のレストランで肉骨茶を食べながらランチミーティング
3時には終了、ペナン空港に向かう。
仕事らしい部分は、実はここだけ。
6時過ぎの便でシンガポールに向かい、チャンギ空港の中のホテルに一泊し、翌朝8時のJAL便で帰国。

社長と専務から「もう一泊して、明日もゴルフをやろうヨ」と誘われる度に、「Next time」と繰り返してきたが、サスガに狼少年はビジネスにも悪影響を及ぼすリスクがある。
今回は、意を決して一日長いスケジュールに決めた。
マレーシアは乾季のはずだが、到着した夜も、翌朝も雨が降っている。
ゴルフ場で社長が、「残念ながら本日は雨模様」と苦笑いで迎えてくれたが、スタートの頃には曇り空になり、むしろカンカン照りよりもゴルフに最適の天気となった。
社長さんは「我々はツイテいる」と大喜び。
当方の使用クラブは、古いタイプの貸しクラブなので、スコアをまとめるのは至難の業だが、今回はマレーシア通い5年目で、初めてバーディーが取れたので大喜び。
お互いにニコニコ顔でゴルフ終了。

ランチミーティングの前に、顧客が我々の為にと、果物の王様「マレーシアドリアン」と、果物の女王「マンゴースチン」を買ってきた。
ドリアンが1000円程度、マンゴースチンは30個くらいで200円程度、驚くほど安い。
ドリアンの方は臭いが強烈なので、レストラン横の倉庫に赴いて食べる。
マンゴースチンは、果汁が洋服に付くと絶対に色落ちしないので、取り扱い要注意。
いずれも美味、美味!
特にドリアンは、タイ産の方が一般的だが、味は断然マレーシア産。
同行の当社担当者は、それまでタイ産しか食べたことがなかったらしく「ドリアンは好きじゃない」と偏見を持っていたが、初めて食べたマレーシア産ドリアンを絶賛していた。
その後ビールと肉骨茶を満喫、今後の仕事面の協力を約束し、専務と共に次の目的地タイに移動した。