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リスボン四日目はロカ岬とシントラ・ペナ宮殿へ

この日は、ポルトガル訪問のハイライト、ロカ岬、シントラ宮殿訪問。

現地旅行会社のツアーで、英語バージョン。

約束の午前8時45分に集合場所に行くと、既に50名ほどの客がたむろしている。

集合時間が過ぎても、続々と客が集まって来るが、肝心の旅行会社の係員が来ない。

9時になってやっとガイドが登場、自分の客の名前を読み上げ、そのままバスに連れていくシステムだ。

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我々が頼んでいたツアーは、合計7名。

カナダ人夫婦、アメリかニューヨークから来たレスビアンか姉妹の女性二人組、そして韓国出身でニューヨーク滞在中の女性と我々夫婦だ。

愛想の良い運転手兼ガイドは、アンドリュー・コスタと自己紹介し、「迷ったら、僕の禿げ頭(Shainy Head)を目印に」とかで笑いをとる。

ところがこのガイド、この後、将に間断なく、且つ猛烈なスピードで喋り続けるので、何を言っているのか全く分からない、

「もっとゆっくり」と頼もうかと思ったが、後の五人はネイティブ英語使いなので、やり取りが弾んでいる。

邪魔してもまずいと言い出しかねているうちに、結局全く理解できないまま、1時間弱で、最初の目的にCASCAISに到着した。

 

件のガイドの説明では、ポルトガル語では「カシュカイシュゥ」に近いらしい。

それなら、「勝海舟」と覚えればわかりやすいなどとくだらないことを考えていたが、ここでは1時間も自由時間がある。

CASCAISはリスボンの別荘地のような町らしいが、別段歴史的建造物があるわけでなく、ポリトガルを代表する偉人の出身地でもない。

海岸がきれいで、ヨットハーバーがある程度の街並みでは、見物していてもすぐに終わってしまう。

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正直言って、こんな街で一時間も過ごす意味が分からない。

小雨が降り出したので、喫茶店のPAULでコーヒーとマカロンを注文して時間を潰したが、全く時間の無駄にしか思えない。

尤も妻に言わせると、「ロカ岬とシントラ宮殿だけでは時間が余るし、CASCAISの地元対策にもなる」ので、時間調整にはちょうどいいところらしい。

 

ロカ岬は、ユーラシア大陸最西端で有名な場所だが、逆に言うと、それしか「売り」がない。

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実際に観光客も、モニュメントの前と、大西洋を見渡すスポットで写真を撮れば、目的の全てが終わってしまう。

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我々夫婦は、せっかくここまで来たのだからと、サーティフィケーションカードを買うことにした。

これが実に11ユーロもかかるが、写真三名が張り付けられている台紙に、日付と我々夫婦の名前を、目の前の係員が書き込むだけ。

マァ、記念品だから文句は言わないが、それにしても高くはないかい?!

 

続いてシントラ市に移動して、そこで昼食。

2時間も時間があるので、ガイドが推薦したレストランで、ポルトガル料理を食べたが、なかなか美味かった。

そこからシントラ・ペナ宮殿へ、マイクロバスが細い道をクネクネと走る。

ガイドにとって、ここで駐車場所を確保するのが一番の仕事らしいが、我々が到着した時、たまたまバスが出発したので、すんなりと駐車できた。

宮殿入り口から宮殿までは、急な山坂と階段が続く。

心臓が本調子ではないので、途中で息が切れたが、何とか頂上までたどり着く。

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山の頂上なので強風が吹きすさび、体感温度も寒いほどだ。

ここで、19世紀のマヌエル様式の宮殿を満喫して、リスボンへ帰還。

予定時間をかなりオーバーしたが、ガイドのユニークさに免じて、腹も立たない。

このガイドは、とにかく一日中喋りまくり続けた。

彼が沈黙していた時間は、最大でも2分間もない。

これだけ喋り続けるオトコは、過去に一度もお目にかかったことがないし、恐らくは今後共、出会う可能性はないだろう。

ある意味、特技で、彼が喋った単語を書き連ねると、一日で数百万のアルファベットになるのではと、感心しきりだった。

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ホテルに戻る途中で、カソリックの聖体祭の行列にぶつかった。

先発として騎馬隊が登場し、続いて盛装した神父たちと信者が」、賛美歌を歌いながらデモをしている。

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この日は、この宗教的行事で、休日になっているらしい。

 

夜は、昨日に続いて「ダマ・エ・バカブンド」で、昨日妻が注文していたスパゲッティを食べる。

店員が我々を覚えていて、「Welcome bsck,again.」と挨拶するのが気持ちいい。