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石破茂と福島瑞穂が日本政治が大揺れにした日?

10月22日のNHKたニュースで「日本の政治を根本から揺さぶる」二つの「大事件」が放じられた。

 

一つ目は、何と自民党石破茂が、石破派の派閥会長を辞任すると発表したこと。

石破は、安倍政権の時には、一貫して背後からマシンガンを乱射し、反安倍のマスコミから猛烈な応援を受けていた。

挙句は野党からも、石破総理誕生を期待されていたほどだ。

謂わば石破は、反安倍勢力共通のシンボル的存在だった。

石破もまたそんな風潮に乗っかり、ことあるごとに安倍政権の方針を貶し続けた。

そんな醜いまでの必死の努力も叶わず、総裁選に立候補するごとに支持者が減り続け、とどのつまりが一か月前の総裁選では三人の候補者の中で最下位。

特に、国会議員の獲得数はわずかに26名。

如何に自民党内で不人気なのかが、一目瞭然の結果だった。

 

自民党総裁選は四回連続で苦渋を飲み、しかも石破派所属議員も減り続ける。

さすがに石破も、自分の限界を悟ったのだろう。

先ず数日前に「菅政権の批判を控える」と、主流派追随への路線変更を発表したが、何を今さらと評判が悪い。

それはそうだろう。

安倍晋三が奇跡の復活を遂げた八年前の総裁選以来、石破はひたすら反安倍を基本姿勢として政治活動を続けてきた。

そんなやり方に眉をひそめていた自民党議員にとって、尾羽打ち枯らした状態に陥った後に主流派にすり寄っても、相手にされる訳がない。

 

そんな中での、派閥会長辞任だ。

本人によると、総裁選敗北の責任を取る積りらしいが、石破派議員が冷遇されることへの贖罪感もあるようだ。

派閥の幹部から、会長辞任を迫られたとの情報もある。

もちろん自民党以外の世論頼みで、反日勢力からすら応援された石破の戦略が、根本から間違っていたことは疑問の余地がない。

しかし、そんな石破を派閥のトップに押し抱き、総裁に持ち上げようと画策したのが石破派の議員たちだ。

中には、斎藤健のように将来の総裁候補とも言われる議員もいるが、悲しいかな、政治家として親分を見る目がなかった。

そんなヤツらが、今後活躍できる場は少ない。

斎藤健平将明を始め、石破派議員の冷遇もまた、身から出た錆だ。

 

石破に関しては、これで自民党を離党するか、あるいは取り敢えず、自民党のゴミ捨て場、二階派に所属して捲土重来を期すとの見方がある。

しかしそのいずれでも、石破茂人間性や、リーダーシップ欠落はバレてしまった。

石破自身は離党を否定するが、そうなると反日マスコミが石破にすり寄ることはない。

あのバカ丁寧で厭味ったらしい喋りを聞くことも、あの不気味な目つきを見ることもなくなるのは。精神衛生上大いに助かる。

 

二つ目は、社民党の内部対立だ。

立憲民主党への合流を巡って、福島瑞穂党首と吉田忠智幹事長が対立しているらしい。

社民党は議員総数四名の、「押しも押されもしない大政党」だが、立憲民主党への合流派三名に対して、反対は福島党首一人。

こちらは、社民党は崩壊寸前なので、生き延びるために吉田幹事長たちが立憲に縋りつきたい気持ちは、前回立憲に合流した国民民主党議員と同様だろうから分かりやすい。

理解に苦しむのは福島党首の方で「社民党で頑張る」と主張しているらしいが、超弱小政党で頑張ると言っても何ができるのだろう。

 

石破の方は。余りの不人気に、党内でいたたまれなくなり、捲土重来を期すために派閥会長の辞任を決めたと推測できる。

しかし福島の行動は、どう考えても先々の展望が描けているとは思えない。

唯一あるとすれば、立憲と合流すると自分の居場所がなくなることへの恐怖心だ。

社民党なら、比例順位トップが確定しているので、ちょっとは当選の可能性がある。

しかし、たった四人の政党の党首として立憲に合流しても、待遇は一兵卒扱いになる。

それなら、名前だけは知られている社民党で残った方が、とでも考えたのだろう。

 

いずれにしても、現在の政局にさざ波さえ立たない行動だ。

つい一か月前までの石破は、反日マスコミの担ぐ神輿の上で、総理大臣を夢見ていた。

それがわずか一か月で、単なる一議員に格下げとなった。

福島は、土井たか子の後継者として社民党党首になったが、その後は一貫して議席数を減らし、党は縮小を続けた。

 

二人共、政界のあぶくでしかなかった。

これほど、大勢に影響のない政治行動はない。

NHKがニュースとして、扱う価値はないだろう。