昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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皇室の存在は民主主義の枠外

皇室の内親王殿下の結婚話が、全く良い方向に進展しない。

婚約者とその母親、そして家族について、悪い噂が絶えないからだ。

 

世間の目は、内親王と婚約者に厳しい。

もはやスキャンダルそのものだ。

あの婚約者と母親が、皇室の縁戚になることが許せない。

何としても、結婚そのものを、なかったモノにしないといけない。

今やYouTuberの危機感はピークに達し、この結婚に賛成しているのは一人たりとも見られない。

むしろ二人の結婚に対してだけでなく、このような聞き分けのない娘を育てた、秋篠宮家の家庭教育にまで、批判の矛先が向かっている。

 

婚約者とその家族の実態が明らかになる前は、未だ二人への温かい見方もあった。

皇室関係者の結婚とは言っても、憲法で「結婚は両性の合意による」と明記されているので、二人の結婚は誰も邪魔できないと主張する人もいたが、その一方で、皇室は一般国民とは違うので、自由気ままに結婚できるものではないとの反対意見もあった。

甲論乙駁だったのに、その後に判明する婚約者とその家族の素行が余りにも常識外れなので、結婚擁護論の方はかき消されてしまった。

少し前までのデビ夫人は、熱烈な結婚賛成派だった。

しかし今では、特に母親の年金詐取疑惑が発生した後は反対派に変身し、その後は沈黙している。

 

今回の結婚話が、どのように進展し、決着するのかは分からない。

しかしそれがどうなっても、今回の騒動で、皇室が危機的状況にあることが知れ渡ってしまった。

 

今回の結婚を強行すれば、国民の皇室離れが始まる。

婚約者と家族があれほど胡散臭い以上、それでも強行突破すれば、日本の象徴としての皇室への尊敬や親しみがなくなるからだ。

結果的に破談になっても、一旦芽生えた秋篠宮家への疑問は消えない。

真偽不明だが、秋篠宮殿下の行状や家庭内の問題が、次々と暴露されている。

幼少の砌から徹底的に完璧な帝王学を叩きこまれた現在の天皇陛下に比べ、秋篠宮殿下は、よく言えば自由奔放、普通に見ればやんちゃ坊主として育った。

天皇陛下秋篠宮宮殿下の、性格の違いを物語るエピソードは、枚挙の暇がない。 

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我が家のバカ息子でも、こんなことはしない。

 

しかしどれほど秋篠宮家に不平不満や疑念があろうと、次の天皇秋篠宮家に移ることが決まっている。

するとそれを拒否したい勢力は、愛子内親王の即位を口走る。

今までは陰でのコソコソ話だが、今回の結婚話を契機に公然と持ち出されている。

しかしいくら彼らが頑張って声高に叫んでも、これは現行の皇室典範ではありえない。

「それでも言わずにはいられない」ほど、秋篠宮家への不信感が募っている。

 

但しこの勢力の一番の弱点は、万が一愛子内親王の即位が実現したとしても、その次の手がないことだ。

秋篠宮家が皇位継承をしない場合は、旧宮家の復活や、女系天皇容認になる。

過去にも女性天皇は存在しているが、これが女系天皇容認へと進むと、途端に日本を二分する大議論になる。

明白に記述された歴史だけでも二千年以上に亘る、万世一系の皇室が途絶えることになるからだ。

 

愛子内親王の即位も、天皇秋篠宮家に変わるのも、いずれも大問題なのだ。

 

現実的な対策としては、秋篠宮悠仁親王への期待しかない。

秋篠宮殿下の人格が、今更急に劇的に変わるとは思えない。

しかし悠仁親王は、まだ若い。

今まで何かと不安材料が取り沙汰されてきたが、皇室と宮内庁を挙げて、危機感を持って帝王学を伝授すれば、国民の信頼を集めることは充分に可能だ。

 

しかしそもそも、皇室がこんな危機的状況になったのは、皇室が女系家族で皇子が生まれにくいからだ。

昔はその対策として、側室制度があった。

ところが日本が民主国家となり、民主的であることが美徳のようになると、皇室まで「人間天皇」が当たり前になった。

現在の社会常識に照らし合わせれば、側室の存在など絶対に認められない。

昭和天皇以降の皇室は、この側室制度を捨てている。

 

また今の女性たちが、皇室との縁組を希望するとは思えない。

僕の知人の妹さんは、今の天皇妃候補の一人として噂になったが、その瞬間に家族は彼女を海外留学させたほどだ。

正妻だって敬遠するのだから、ましてや側室を受諾する女性を探すのは絶望的だ。

 

今回の結婚話で、皇室には一般国民のような基本的人権はないとの意見がある。

皇室として生まれたからには、国民に寄り添い、国民の安寧を祈ることこそ自らの宿命ととらえて欲しいとの考えだ。

ノブリス・オブリージュなのだろうが、であれば皇室の価値観が一般国民とは違うことを理解しなければならない。

とにもかくにも、皇室は二千年以上に亘って、日本国民の扇の要だった。

その皇室の、とりわけ万世一系の継続を願えば、皇室の側室制度復活も選択肢だ。

その時は、我々の周囲から絶世の美女が皇室に引き抜かれるかもしれないが、それもまた庶民の宿命と感受しよう。

 

民主主義と皇室は、本質的に相容れない。

民主的な皇室など、ないモノねだりに思えてならない。