別に支持もしていない政党なので、立憲民主党がどうなろうとどうでも良い。
このまま支持率が低迷し、最終的には社会党・社民党のように、野垂れ死に状態になっても構わない。
むしろ、反日政党の末期、断末魔を見てみたい気さえしている。
しかしそんな狭量な思いは、日本のためには良くない。
日本が民主主義国家として成熟するためには、責任与党と、それを建設的に批判する健全野党の存在は欠かせない。
ところが野党第一党の現在の立憲民主党には、所属する議員に碌なヤツがいない。
全員の政治家としての資質が余りにも貧弱なので、野党の中核的存在になることはあり得ない。
立憲民主党がダメでも、どこかの野党政党がその任を担わなければ、与党のやりたい放題になる。
与党が確たる方針の下に、魅力的な政策を実施していれば、それでもマァ我慢できる。
だが今の与党もまた、既に80歳を超えた幹事長が実権を手放さない。
全く以て、褒められるレベルには程遠い状況だ。
と言うことで野党は、統一候補を押し立てて与党に対抗する方針を採っている。
その中心で、実際に旗を振っているのが、何と日本共産党なのだ。
国民民主党や日本維新の会は、このことの危険性を察知して、野党統一候補に是々非々で臨んでいる。
しかし立憲民主党だけは、こんな共産党が仕掛ける罠、悪だくみに無警戒無防備にのめり込んでいる。
共産党と立憲民主党は目糞鼻糞、中国韓国のどっちもどっちなのだが、それでも共産党に比べれば立憲の方が未だマシ。
共産党は与党の一角の公明党と体質が似ているが、こちらもまた、共産党に比べれば公明党の方が未だマシ。
共産党は共産主義社会の実現を夢見ている時点で、往時のオウム真理教にも似た最低最悪の危険政党だからだ。
その証拠に未だに公安庁は、共産党を要監視団体から外していない。
誰がどう贔屓目で見ても、立憲民主党にとって、共産党に近づくのは悪手だ。
それは国民の間に今なお強く残る、共産主義アレルギーによるマイナスだけではない。
組織力が、日本共産党と立憲民主党では雲泥どころか雲糞の差があるからだ。
共産党と共闘すると、軒先貸して母屋をとられる。
共産党は組織に忍び込み、根こそぎ土台を食い荒らすシロアリだからだ。
終戦直後に比べれば、今の日本共産党は、客観的に見て直接的な暴力性は後退している。
もちろん今でも共産党員は、彼らが言うところの敵対勢力に対して、実質的な暴力手段を講じることを躊躇しない。
集団で取り囲み、集団で罵詈雑言を浴びせるなど、共産党員によっては日常茶飯事の政治行動だ。
しかし暴力革命を夢想していた過去と比較すれば、一応は「平和革命」路線に変身している。
にも拘わらず、その暴力的本質は全く変わっていない。
余談ながら、50年ほど前のサヨク学生運動界隈は、内ゲバを繰り返して衰退していった。
その時の日本共産党の青年組織・民青の地下暴力組織「あかつき行動会」は、内ゲバの最強部隊だった。
このような秘密部隊を保持するところに、日本共産党の体質が表れている。
共産党は、単に暴力体質の政党だけでない。
党員の献身性、忠誠心が、他の政党に比べると並外れている。
組織は上意下達が徹底され、上位方針への疑問は許されない。
これこそレーニンが唱えたボルシェビキ組織論で、非人間的ではあるが、効率と成果は上がる。
だから今では、一般の企業もこの組織論を採用している。
一般企業と共産党の違いは、一般企業には冷や飯を覚悟すれば、上部に反論することが可能だが、共産党では反対意見共々に追放、抹殺されることだ。
立憲民主党は、支持率は全く伸びない。
それどころか、結党直後の20%弱から、今ではその四分の一、若しくは五分の一にまで落ちてしまっている。
企業なら、業績不振でトップ更迭が必至なのだが、オンボロ統治の会社ほどトップが居残る。
その時は、聞くに堪えない言い訳と共に、窮地脱出の決め手として、更に悪手を重ねることが多い。
野党統一候補に期待できるはずがない。
与党にとって、これほど頼りない、戦いやすい相手はいない。
昨年9月発足の菅義偉政権は、度重なる武漢ウィルス対策の失敗で支持率が落ちっぱなしだが、それでも選挙には勝つと予想されている。
全ては、野党がだらしなさすぎるからだ、
これでは日本の国会が、緊張感溢れた政治の場になるはずがない。
せめて、2009年民主党の政権交代大失敗の戦犯だった、枝野幸男や蓮舫、原口一博などが表舞台から綺麗さっぱり退場しなければ、魅力的な野党に生まれ変わことはないのだが。
超アンチ立憲民主党なのに、まるで余計なお世話を焼かなければならない。
どこまでもおバカさん集団、立憲民主党の体たらくは日本国民の不幸だ。