昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

駒大苫小牧高校、野球部員飲酒で選抜出場辞退

相変わらず、健全で清々しいイメージに囚われているなァ、高校野球は。

実際のところ、野球部員の多くは不良か、準不良のような輩が多い。
決して、純真な球児だけではない。というより、野球界の人口密度でいえば、不良及び準不良のグループの方が圧倒的に多いはずだ。

僕の高校時代は、野球部室の前は絶対に通らなかった。
野球部員は、煙草は吸うは、恐喝はするはで、学校中の嫌われ者だった。
当時の野球部員の一般的イメージは、体格が馬鹿でかく、運動神経抜群で、髪は坊主。但し、学校の成績は超悪い。
この手の高校生は、どうしても不良率が高く、他校との喧嘩もよく発生していた。
しかし、こうしたワルの野球部員でも、どういうわけかグラウンド上では奇妙に礼儀正しく、バッターボックスに入る前に必ず審判に挨拶。ニューボールを受け取る時もキチンと挨拶。監督に指示を受ける時には脱帽と、常日頃の彼らからは二重人格としか思えない振舞いで、知らない人には評判が良かった。

元々の素養が問題児系統だとすれば、今回の駒大苫小牧の野球部員が卒業後に酒を飲むなんて、全く想定内の出来事でしかない。
「喧嘩、酒、煙草などとは無縁の純真な球児」なるイメージは、高野連朝日新聞が作り上げた虚像でしかない。
今回の事件で、校長が辞職、監督が辞任なんてあまりに昔かたぎの連帯責任であり、表面的には「監督不行届きで申し訳ない」と謝罪しているが、当人達の本音は「そこまでの責任なんて取れないヨ」だろう。

ましてや、元野球部員の飲酒で、何故、現高校生の選抜出場がキャンセルされるのか?
「やってられない」と荒れて、もっと不良率が上がってしまうのではないだろうか。
また、不良同士は妙に仲間意識が強いから、事件を起こした当事者も「自分の所為で皆に迷惑をかけた」と思い悩み、「もうヤケだ」と更に不良化が進行するかもしれない。

世の中、野球部員に完璧な人格を求め過ぎである。
人目につくところでやっちまったから「高校生のくせに」とか、「皆の夢を壊した」とか、非難囂々となるが、野球部員に限らず、見えないところで煙草をすったり、酒を飲んでいる高校生なんて腐るほどいるはずだ。

野球しか能がない、裏を返せば野球だけでしか自分を表現できない野球馬鹿の生きがいを、ましてや、甲子園は彼らの将来の商品価値を高める桧舞台であり、その為に、不良なリにあらゆる努力を惜しまなかった事を考えると、一方的に連帯責任だからといって取り上げてしまうのは理不尽だと思うけどなァ。