昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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インド人

我々日本人の常識では、インドにカーストなる身分制度があることはケシカラン事だと思ってしまう。
さすがに今や世界でも存在感のあるインドだから、公式にはカーストを廃止したらしい。
しかし、インドは今でも厳然としたカースト国家である。
公式には存在しないが、アンタッチャブルなるカーストの枠外人種も存在するらしく、職業や地域カーストまで絡むと四千種類もあると聞いた。
驚くべきは、インド人はカースト制度に全く痛痒を感じていない事だ。
インドではカーストを超えた結婚はなかなか認められず、圧倒的に見合い結婚が多い。

そもそもヒンズー教の教えでは、最上位のバラモンは神様も頭(髪の毛)の生まれ変わり、次位のクシャトリアは右手から、最下層のシュードラは足の裏からなど教えられている。
シュードラの連中は「足の裏から生まれ変わったのなら仕方がない」とすっかり諦め、上位の連中へのタカリに徹する事になる。
上位の連中は、この下層の連中に恵みを施すことで徳を積み、死後は更に良いポジションに生まれ変わることが出来るので、セッセと財の一部を与えようとする。
また財産の贈与税もないので、金持ちはずっと金持ち、貧乏人はいつまでも貧乏人の構造が変わらない。
インドでは立身出世はありえないので、豊臣秀吉太閤記はインド人には理解できない。
誠に都合良く出来た教えで、11臆の民が現在のポジションに相応に満足している。

日本人が、インドの貧困の悲惨さを救う為にカンパ活動しても全く無意味だと痛感した。