昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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今回は両方が面白かった、男女ゴルフトーナメント

両方ともプレイオフに突入した今回の男女ゴルフトーナメント。
チャンネルをパチパチと変えながら、忙しくテレビに見入ってしまった。
その前に、生中継のあったNHKのシニアトーナメントも、中島と室田のデッドヒートで、最終ホール2m弱のパットを決めた中島が勝利した。
こちらもハラハラドキドキの連続で、日曜日の午後はすっかりゴルフ番組に堪能した。

しかし、最もドラマチックなのは、やはり役者が揃った女子のトーナメントだったと思う。
横峯と宮里の争いと思っていたら、ベテラン福嶋が意地を見せて優勝をさらっていった。
男子の方は、残念ながら華のある選手が少ない。
片山はおっちょこちょい丸出しなので、カリスマ性には程遠い。

女子プロゴルフトーナメントは、隆盛を極めているが男子の方は分が悪い。
プロの戦いである以上、我々アマチュアが逆立ちしても届かないような感動を与えてほしいと思う反面、男子プロに余りに凄いプレイを見せ付けられても全く参考にはならないので、むしろ女子ゴルフトーナメントの方が親しみを持てるとの意見もある。
宮里の台頭に刺激された女子プロの世界は、ヒロイン対挑戦者と図式が分かり安く、いつも視聴率で男子トーナメントを凌駕している。
一昔前は、いわゆる職人肌でお世辞にも誉められた容姿とはいえない選手もいたが、最近では、各女子プロともファッションにも気を使い、プレイだけではなく姿かたちを見られることを意識している。

ゴルフを愛する人間としては、有名選手が切磋琢磨した昔の男子プロゴルフトーナメント時代がなつかしいが、現在では、日本で頂点を極めるよりも、むしろアメリカを舞台にする傾向も強くなっている。
ゴルフも野球も、スター選手の流出と言う同じような悩みを抱えている。
日本一では満足せず世界へ挑戦するプロ選手を、我々は快く送り出さなければならないが、反面日本のトーナメントは地味になってしまう。
宮里も、来年はまた海外を主戦場とするのだろう。
残ったプロ連中で今の人気を維持できるのだろうか?

たかがゴルフトーナメントだが、グローバル時代が様々に影響している事を感じてしまう。