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奇跡的にドライバー飛距離360ヤードが出ました?

昨日、某地方都市で、合計23組参加者92名の超大型ゴルフコンペに参加した。

前夜祭の主催者代表挨拶が面白かった。
「日本には『お陰様で』との素晴らしい言葉があります。お辞儀の心で前屈みの姿勢でショットすると必ずドローボールとなります。そっくりかえって打てば必ずスライスします。わが社は全員にドローボールを打たせます。もしもスライスショットをする不届き者がいればコッソリ私にお知らせください。」

当日は、全員が、スタート時のティーショットでスライスを打たないようにガチガチに大緊張していた。
僕は、インの二組目8時7分スタート、ドライバーをいきなり右に打ち出し、バンカーの縁に止まるアンラッキーだったが、何とかボギーでまとめた。
午前中は、ショット好調なるも、パターが絶不調で、3パット4回、1パット2回スコアは41なので、マアマアの出来。

午後のスタートホールで奇跡が起きた。
本来はアウトの一番で、やや右ドッグレッグの右サイドOB、560ヤード、パー5。距離はバッチリある。
僕は、基本的にドローヒッターなので、右のOBはさほど気にならない。
思い切って、右のOBラインに打ち出したら、良い当たりだったが、ややドローの掛かりが悪い。
キャディーの「モットォ帰ってきてェ~!」との絶叫が功を奏したのか、ボールがやや左に戻り落ちた所がちょうどカート道路だった。
ボールは大きく弾んで、前方の大木を超え、右ドッグレッグの曲がり角をはるかに超え、フェアウェイのど真ん中で止まった。
残り180ヤード。キャディーが「こんな距離は全盛時代のジャンボでもなかった」とびっくりする360ヤードショットとなった。(実際の飛距離は340ヤードくらいか)
もっとも、カート道路がなければ、ナイスショットには違いないが、250ヤード程の距離だろう。
しかし、本人はもうすっかり有頂天。
ほとんど2オン、楽々のバーディーで折り返し、最終的に後半38、合計79は今年ベストフィニッシュとなった。

我々素人は、「あの時のOBさえなければ」とか、「午前中の3パット4回がなければ」とか、ミスショットだけを反省するが、実はそれとほぼ同等のラッキーがあったことをすっかり忘れている。
僕も、午後のスコアは実力アップの所為と勘違いしていたが、冷静に振り返れば、10番目ホールのバーディーは、道路で弾まなければ、二打目は出すだけなので、良くてボギーのはずだったし、後半はまぐれでロングパットも決まった。

まぁ、あまり冷静にゴルフしても面白くない。
「全てのラッキーは実力の内、アンラッキーさえなければ今頃はシングルハンディキャッパーのはず」と思い込んでいるほうが人間的で好感が持てるし、ゴルフも楽しめる。

ゴルフは、ある瞬間だけはプロ選手に近づくことができる唯一のスポーツだから、楽しくプレイしなければモッタイナイ!