封印も早いが、解禁も早い。
「二度とゴルフなんて」と思わないでもなかったが、立ち直りも早い。
深刻ぶってはいるが所詮はいい加減なオッサンゴルファーなので、早い話がその日の調子次第でスコアは２０打以上違う。
土曜日、気の置けない友人達とゴルフに興じた。
ドライバーの不出来に苦しんだ挙句、アイアンもアプローチもガタガタになり、ゴルフが嫌になったのが一週間前。
さすがに前夜は昔のドライバーを準備していたが、朝になって「何せ１０万円以上も投資したのだから、やはり今のドラを使いこなそう」と変心。
安物だとすぐに捨て去ってきた飽きっぽい性格が少しは治ったのではと好意的な解釈も成り立つ（？）が、実は単にケチなだけ。
スタートの２時間以上前に仲間に先駆けてコースに到着、練習場に直行し念入りに調整。
全員揃ったのは、スタート１時間前。
コーヒーを飲みながらの昔話に花が咲き、イザやイザとプレイ開始。
天気快晴、絶好のゴルフ日和でいきなりのドラが大ナイスショット、今迄の憂さが一気に晴れる。
しかし残り７０ヤードのＳＷ、ショット直前に昔のシャンクイメージが再現、手が縮んだのか大ショートするのが素人の浅はかさ。
ドラは良くなったが、アイアンの調子は今一つ。
更に、決め頃パットを連続して外した原因を、プレイ途中で考えたのがマズかった。
悟った積りで｢分かった！｣と大声で宣言したものの、パットする段階になるとまたまた迷いが生じる。
結局昔のスタイルをそのまま踏襲、パットの改善は次回以降に持ち越しする事になってしまった。
昼食は、仲間内でゴルフの場合は定番にしている特選鰻重。
総じて味の評判が悪いホームコースの料理だが、この特選鰻重だけはゴルフ場にしては専門店並みだと高い評価を受けている。
但し、値段も高い。
友人達はビールにつまみで益々調子が上がり怪気炎を上げるが、当方は車の運転があるので自重。
午後の部は、ナイスショットがフェアウェイセンターの木を直撃とアンラッキーでの再開となり、結果的には今年度の平均程度のスコアで終わった。
反省点も多々あったが、それでも大いに得るものもあり、且つ仲間との語らいで心身ともにリフレッシュできた。
やはり持つべきは友、遊ぶべきはゴルフ！
それを一挙両得できる幸せを噛みしめた一日だった。
