昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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プッシュ、プッシュ

宿痾の病、シャンク克服の為の悪戦苦闘の中で、神様に授かった対処法「プッシュ打法」。
啓示を得ておよそ半月が経過したが、未だにその輝きを失う事はない。
確かに、シャンクは激減した。
全てのアイアンを完璧に使いこなしている訳ではないが、少なくともショートアイアンは思っている通りの距離が出る。
今までは、誠に情けないヘナチョコボールがグリーンの遥か手前に落ちていたのに比べると、未だ方向性には一抹の不安はあるものの、グリーンを狙う最後の仕上げショットにそれなりの手応えがあるのは、プレイしていて大いに充実感がある。

昨日はホームコースで、今年最後の月例。
最近は、真剣勝負をするには心身ともに不出来だったので、ほとんど不参加を決め込んできたが、このままではスコアの有効期限が切れてしまう。
更には、輝ける未来への架け橋「プッシュ打法」が、コースのライバル達にも通用するのかの確認も必要だ。
てな訳で、昂ぶる気持ちを抑えながらコースに赴く。

ところがこの日は、天気快晴なれど、朝からゴルフには最悪の強風が吹きすさんでいる。
スタートホールは強烈なフォロー風で、逆算するとドライバーが280ヤード以上飛んだ事になるほどの馬鹿当り。
二打目から早速「プッシュ打法」実践、AWでチョンと乗せ、5mパットを一発で決める幸先の良いバーディースタート。
しかし好事魔多し。
二番ホール、パー5のドラの当りもナイスなのに、これまた大フォロー風に乗って推定300ヤード近く先の林の中で、結局はボギー。
三番ホール、池越えパー3のティーグラウンドはフォロー気味なのに、グリーン上は大アゲ。
150ヤードを8番アイアンの当りは良いのに、グリーン手前のバンカーに失速。
前日来の雨で砂はカチカチ状態、脱出に梃子摺りダブルボギー。
致命傷は、6番パー5の二打目、スプーンショットと、8番のドライバー。
いずれも風に煽られ、哀れフラフラとOBゾーンへ消え、いずれのホールもトリプルボギー。
すっかり自信喪失、午前中ラストホール9番のドラは右のOBを恐れる余り、隣のホールへ。
強烈なアゲ風の中、前の鬱蒼とした高い木々超えのユーティリティが会心の当りで、「このまま突き抜けてOBゾーンか?」と走ると、何とフェアウェイのど真ん中で、思った距離の半分ほどしか出ていない。
ここからのAWプッシュ打法が、グリーン奥にこぼれる。
松葉だられのグリーンへパターで寄せると、これが偶然にもポトリとカップインのパー。
午前中は10オーバーだが、一つでもラッキーがあるとすっかり気分がよくなるのは、根が単純な証拠。
午後はボギー4個、パー5個。
惜しいパットがいくつかあるが、石川遼張りのバンカーからのチップインもあり、入賞こそ逃したが、大満足の一日だった。

フォローとはいえ190ヤード、パー3も5番アイアンでグリーンオンするなど、プッシュ打法の効果は覿面。
この12月は、来週、ゲストをホームコースに招いた後、あっちこっちで対外試合もこなさなければならないが、久しぶりにゴルフが待ち遠しい気分だ。
夢の続きは、静岡、沖縄、そして今年最後の大団円を茨城で見る事にしよう。