昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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ブンブン丸 石川遼の勘違い

はにかみ王子こと、石川遼
ローカルトーナメントとは言え関西オープンに優勝、非凡な才能を垣間見せた。
とは言うものの、賞金レースに関係あるトーナメントではなかなか期待ほどは活躍できない。
もっとも16歳の少年に対して、大きな期待をする方が間違っているのだろうが、今年プロ入りした後の稼ぎは超一流プロに匹敵するのだから、勢い周囲の目は、より厳しくなってしまう。

トーナメントでは、例えどんなに調子が悪くて下位を低迷していても、テレビ放送では一挙手一投足の全てを追いかけられる。
ゴルフはトータルのスコアが実力のはずだが、石川遼に限っては、彼がたとえ一ホールでもバーディーを取ろうものなら、それをきっかけに優勝までしてしまうようなけたたましい応援放送になってしまう。

本人へのプレッシャーはいかほどかと同情するが、健気な石川遼は決して嫌な顔をしない。
16歳にしては老成の極みのようで、その辺も最近の青年には珍しいタイプとして人気を集めている原因なのだろう。

ところで、世の中にはアンチ石川遼もまたたくさん存在する。
彼らは、「石川遼は、単にまぐれバンカーショットで優勝しただけ。今のジュニアの世界には、石川遼よりうまい選手は五万といる」と主張する。
確かにジュニアの中には、ドライバーで300ヤードを飛ばすプロ顔負けの中学生も多いので、若さに任せてブンブン丸のようにフルショットを繰り返す石川遼への批判も、あながち的外れではない。
何より、石川遼はドライバー、とりわけ飛距離へのこだわりが強い。
試合後のコメントでも、「ドライバーが思ったところに打てた」事への満足を表明しているケースが多い。

しかし、プロの試合ではドライバーよりもアイアンよりもパターの出来が重要だ。
むしろ、ドライバーもアイアンもソコソコだが、パターだけは無茶苦茶にうまい人の方が勝負には強い。
石川遼も、パターに凄味が出る方がプロトーナメントでの勝利の近道のはずだが、コメント同様に老成したプレイになるのはいつの日のことだろうか?