昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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今年の日本政治に期待します!

新年、アメリカではオバマ新大統領が誕生する。
「Change!」と耳触りのよいキャッチフレーズを掲げているが、何をどう変えるのかは今から。
それでも、大不況に悩む世界中がオバマ新大統領に大きな期待感を持っている。

翻って、我が日本。
麻生首相の支持率は低落の一途。
打つ手が全て後手後手になり、喋れば失言を繰り返す。
乾坤一擲の勝負手、国会解散カードは結局先送りし、どうやら任期いっぱいの9月まではこのままで延命工作に明け暮れるようだ。
しかし、時間が経てば政府与党に追い風が吹く保証はない。
むしろ今の経済環境では、更にジリジリと支持率が下がり続けると見る方が普通だろう。
頼みの綱は、敵方民主党の大チョンボによる自滅だけ。
もう三年近くにもなるが、未だに語り草の永田寿康元議員の偽メール事件みたいな自爆行為がないと、普通に9月まで待っても自民党に海路の便りはない。

では、民主党が政権をとれば、今の閉塞感は払拭出来るのだろうか?
残念ながら、あまり大きな期待はできないだろう。
しかしそれでも、このまま自民党が政権を維持するよりも「Change!」がある。
少なくとも、二大政党政治への序曲には、絶対になりうる。

日本の場合、公明党共産党による二大政党制へのスパイス的働きも期待できる。
公明党は「弱者の味方」の政党だったはずだが、この10年間の自民党との連立政権ですっかり与党の味に浸り切ってしまった。
今や政府自民党の番犬と化しているが、本来の宗教政党なら時の権力へは刃向うはずだ。
共産党など、名前からして時代錯誤も甚だしい。
世界中で共産主義を信奉している国々が次々と破綻している中で、いつまで計画経済や少数エリート集団による政治指導に拘るのだろうか?
ただ時の権力から最も離れた存在で、正論を吐き続ける政党としての存在価値がある。

日本の政治は、自民党の長期政権と、それを支えた「革新政党社会党のなれ合いが、長い安定を築いてきた。
しかし、今の世界の政治では、「Change!」への果断なる決断と実行力が求められている。
全く個人的な見解だが、今回もまた自民党公明党政権が続くよりも、一旦は民主党を中心とした政権が誕生する事が望ましい。
その後、二大政党による切磋琢磨が続けば、様々な既得権益にしがみつく最も醜い政治も消滅すると思うのだが。