先週の男女ゴルフトーナメントは、いずれも若手ゴルファーが初優勝を飾った。
男子ツアーでは、アメリカの若手との競り合いだったし、女子は韓国人の追い上げを辛くも振り切っての勝利だった。
最近のトーナメントは、外国人、とりわけ女性の場合、大半が韓国人に席巻されていたので、久しぶりに留飲の下がる思いだった。
正直に言えば、僕は、韓国人は好きではない。
だから、日本選手が韓国選手に負けてしまうのを見るのは、ストレスがたまる。
しかし韓国人の全てが嫌いなわけではなく、変則フォームで世界中の注目を浴びた男子プロのチェ・ホソンについては、苦労を重ねてプロゴルファーになった経緯を知り、すっかりファンになっている。
本場アメリカでも、一時期余りにも韓国人ゴルファーが勝ち続けたので、「英語を話さないと出場させない」みたいな排斥の動きまで出た。
が、そこはやっぱりプロスポーツの世界。
いくら韓国人が強いからと言って、チャンスを与えないのは不公平との自制的意見が多数を占め、いつの間にか沙汰止みとなった。
同様に日本でも、韓国人女性の活躍が目立つ。
最近は不調だが、イ・ボミは二年連続賞金女王になったし、申ジエはすっかり日本ツアーに腰を落ち着け、勝ちまくっている。
しかも名前も知らないような新顔が、次々とデビューして好成績を上げる。
韓国ゴルファーの層は、実に厚い。
しかし、偏屈な島国根性ではなく、もっと俯瞰してみると、外国人が買つという事は、日本の円が海外流出してしまう事なのだ。
やはり日本のトーナメントでは日本人が勝たないと、経済的な損失が大きい。
出稼ぎ選手たちが優勝賞金をかっさらっていくと、その分、日本で消費されるカネが減ってしまう。
だから僕は、日本人以外で、在日朝鮮人でも、あるいは日本に在住する外国人でも、稼いだカネを日本国内で使ってくれさえすれば文句は言わない積りだ。
尤も、在日朝鮮人の場合、賞金が北朝鮮へ送金される結果になるかもしれない。
理想を言えば、日本国内ツアーでも海外ツアーでも、日本人プロゴルファーが買ってくれるのが一番だ。
その為には、内弁慶だけでなく、海外でも通用するプロゴルファーの育成が急務だ。
参考になるのは、何故韓国人ゴルファーがあれほどゴルフに強いかを解明することだ。
それは、才能のある子どもを早期に見つけ、幼少の頃から徹底した英才教育を施しているからと言われる。
日本でも、卓球やバドミントンは、英才教育で世界的な選手を育てた。
ゴルフだけでなく、あらゆるスポーツで外貨を稼ぎ、国内のカネを流出させないプロが増えると、必ず景気に好影響を与える。
そしてその為にも、より強いプロを育てるためには、更に強い海外選手と競うことを避けてはいられないので、世界の一流舞台には積極的にチャレンジするべきだ。
強い選手を排除して闘っていても、井戸の中の蛙でしかなく、日本人選手のスキルアップにはつながらない。
結論は、日本人選手が韓国人や外国選手に太刀打ちできる腕前になることを、組織的に推し進めていくに尽きる。
プロスポーツで外貨を稼ぐ。
現実になれば、これほど痛快なことはない。
女子テニスには、大坂なおみというスーパースターが現れた。
しかし、「大坂なおみは日本人か」との議論が姦しかった時期がある。
そんなくだらないことはどうでもいい。
テニスの大坂なおみプロは、国家プロジェクトで何が何でも日本国籍を選ぶように仕向けなければならないほどの逸材だ。