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メンフィス超名門コースでゴルフ

メンフィス滞在の最終日。
客からゴルフに誘われた。
「ゴルフ以外に楽しみがない。メンフィス記念に是非ともゴルフを」と誘われれば、元々好き者なので断る謂れはない。
朝6時50分ホテルでピックアップ、ゴルフ場まで5分もかからない。
6月10日からPGAトーナメントが開催される超名門ゴルフ場、TPCサウスウィンド。
通常ならフェアウェイまでカートで行けるらしいが、トーナメント終了まではカートパスだけ。

7時30分のスタートを取り、先ずは練習場へ。
ここは直接芝の上から練習が出来、且つ100個近い実戦用ボールがピラミッド上に積まれている。
要は、本番さながらの練習が可能、横幅も三ホール分、距離は400ヤードを遥かに越える。
また広々としたアプローチ練習場にも、ボールがピラミッド上においてある。
さすがに国土の広いアメリカは、ゴルフ場もスケールが違う。
日本では販売していないキャロウェイの借り物クラブだが、ドライバーは扱いやすい。
但しアイアンはシャンクを頻発する。

我々が最初のスタート。
コースの至る所で、芝の張替えやフェアウェイの手入れをしている。
来週はプレイ禁止になるらしい。
アメリカのゴルフ場は、距離が長い上に芝目がきつい。
ラフの外側はブッシュで、ここに入ったら先ずロスト必至。
万一ボールが見つかっても、アンプレアブル以外にやりようがない。

二人でのプレイなので、例によって飛ばしに飛ばしたら、2時間半でホールアウト。
クラブハウスに戻ったら、受付のネエチャンが「もう終ったのか?最短時間の更新だ」と驚いていた。
食堂では、あまりに早すぎたので朝食メニューが出てきた。
黒人のウェートレスに「もうプレイは終った」と説明すると、「ではステーキを食べろ」と勧める。
「朝からヘビーだ」というと、今度は同伴者が「せっかくアメリカに来たのだから赤身のステーキを食べよう」と言い出した。
結局「それでは」と、焼き加減ミディアムレアを注文。
確かに美味かったが、食べ過ぎで腹の調子がおかしくなった。

最後に、社長さんが「記念に」と使い方が分からないマーカー、グリーン修復用フォーク、ゴルフ場のマーク入りボール一個をくれた。
高いものではないが、その気持ちがうれしい。
すっかりメンフィスと、この会社のファンになってしまった。

11時にはホテルに戻り、三時まで部屋で休む。
これにてメンフィスとはお別れ。
元々黒人差別が激しい地域で、今でも夜間の一人歩きは危ない。
犯罪発生率、アメリカで二位と、まるで自慢にならない数字もあるらしい。
それでも、初めて訪問したメンフィスは、いい町だった。