昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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アグネス・チャンの霊感商法を徹底批判!

恥ずかしながら、独身時代はアグネス・チャンのファンだった。
LPまで買い込み、部屋には等身大のポスターが貼られていた。
レコード大賞最優秀新人賞を桜田淳子に取られた時は、「人種差別に違いない」と憤ったりもした。
その後マネージャーと結婚、仕事を干されたりしながらもしぶとく芸能界に復帰、赤ん坊を仕事場に連れ込み育児場所を要求した事に、林真理子から「芸能人の傲慢さ」と指摘された。
しかし、チャラチャラタレントとは一線を画し、ユネスコ大使としてソマリア難民救済を訴えたり、テレビ番組で島田紳介と「カンボジアに学校を作る」運動に参加したり、すっかり文化人となっていた。

その彼女が、霊感商法に手を染めていると批判された。
元ファンとしては、「なんて事してくれた!」と驚いている。

しかし聞けば聞くほど、アグネス・チャン霊感商法は悪質だ。
本人がデザインした風水式ブレスレッド「パワーストーン」や、きのこや霊芝原料の健康食品が、運勢を呼び込んだり、目や肝臓の機能強化になると謳っていたらしい。
所属する事務所の運営サイトであり、本人の顔写真入りで宣伝しているのだから、まさに典型的な霊感商法で、言い訳の仕様がない。
早大大槻義彦名誉教授からは、「タレントの名声を悪用、慈善活動や福祉、教育を隠れ蓑にしている」と痛烈に批判された。
事はそれだけではない。
薬事法にも、景品表示法にも抵触する可能性があるらしいのだ。

ところが旦那で所属事務所社長は、「健康、恋愛にいいと言って売る商法をやる積りはない」と、運営サイトからその表現を削除した。
問題が発覚するまでは、販売し続けていた事への謝罪はない。
また仕入れ価格1万円の霊芝を2万円で販売するのは決して高くはないとも言い訳している。
ご丁寧にもこの霊芝は、医学者であるアグネスの姉が開発した物らしい。
「騒ぎになったからやめる」で事が済むと思っているとすれば、実に甘い。
早い話が一族郎党で、寄って集って詐欺による金儲けをしている構図そのもので、将に「地に落ちた元アイドル!」と大スキャンダルになっても不思議ではない。
様々な慈善活動は、金儲けの為の偽善活動でしかなかったと思われても仕方がないのだ。

それでも亭主は、「たいして売れていないし、トラブルもない。アグネスはカソリックなのでオカルトには批判的」と、往生際が悪いことこの上ない。
どのカルト教団も、オカルト集団も、自らがカルト、オカルトと認める物ではない。
今回、アグネス一派がネット上で行った「オーナー アグネスより皆様へ」のサイト運営こそ、人の不安や欲望に付け込み、ありもしない霊感や効能を謳い上げて利益を上げようとする、オカルト集団の常套手段なのだ。

因みにアグネス・チャンのブログを見ると、タイトルは「ショック!びっくり」で、
「事務所の方から報告受けて、ビックリしました。
私の楽天の買い物サイトChan'sの商品が
霊感商法薬事法抵触の疑いがあると大槻先生に指摘され、
ニュースに取り上げられたそうです。
霊感商法は大嫌いです。
絶対にやりたくないです。
薬事法抵触の事も全く知らなかった。
そんな商法をする気は全くないので、
もうすでにサイトから表示を削除したとスタッフから報告を受けた。
それでも、ショック。
私は有害なオカルトは反対。
クリスチャンなので、オカルト関連の活動など全くしていません。
誤解を与え、ファンの皆さんに心配をさせて本当に悔しい。
でも、教えてくれた大槻先生やその関係者に感謝。」

と綴っている。

これを称して、「55歳カマトトの開き直り」と言う。
言い訳無用!
自分で霊感商法の音頭取りをしていながら、「霊感商法は大嫌いです。絶対にやりたくないです。」はないだろう。
アグネス・チャンとその一味は、本当に心から反省しているのなら、「パワーストーン」や「霊芝」のコストや利益を公表し、アグネスの誘いに応じた被害者に対して、直ちに謝罪と補償を行い、自らは芸能界を引退、社会活動も自粛するべきだろう。
霊感商法は、それほどに重罪だ。

時は残酷にも、アグネス・チャンを犯罪者にまで変えてしまった。