昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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猛暑はいつまで

土曜日は、後輩の出世祝いを名目に8時半、コースに集合命令がかかった。
出世たって、月額2万円程の昇給で、しかも二年間限定。
それでも、会社でも数人程度の名誉らしいので、とにかく「皆でお祝い」と相成った次第だ。
本人は、ゴルフなど絶対に上手くなるはずの無い、底抜けに明るく楽天的な性格なのだが、スタート前は、やたら自信満々。
「大体ゴルフが分かってきた」等と、大言壮語を繰り返す。
この辺は、ゴルフ初心者によくありがちだ。

いざ、ティーオフ。
と、件の彼氏はいきなりスプーンを持ち出し、しかも異様に短く持つ。
「おいおい、ドライバーは?」と声をかけると、「イヤァ、突き抜けると困りますから」と350ヤード以上先のグリーンを指差す。
「これは、ひょっとすると化け物のような飛距離か?」と思いきや、絵に描いたような見事なチョロショット。
その後もまるで、泣かず飛ばず。
結局は午前中58、午後67。
全くの予想通りの腕前でしかなかった。

それでもラウンド中、キャディさんは笑いっ放し。
常に前向き、少しでもいいショットをすると、「よぉ~シッ、これだ!」と大声で喜ぶ。
パー5の二打目までは誰よりも飛ばしていても、上がると「9」。
「どこでそんなに打った?」と聞くと、「三打目から、あちこちで」。
キャディが、「○○さん、こんなに楽しい方と一緒に仕事をされているんですか?」と質問してきたので、「いや、今日初めて偶然にお会いした、全然知らない方です」と答えておいた。

それでも可愛い奴で、スタート前にはキチンと四人分のスポーツ飲料を「奢りです」ト持ってくる。
こんな所があるので、仕事ではドジの塊のようにミスばかりしていたのに、皆から好かれる。
僕と一緒に仕事をしたのは、20年以上も前の事。
その後は順調に仕事をこなし、今では立派な会社の戦力になっているようだ。
すっかりリラックスした一日だった。

ところで、この日も猛暑。
コースに到着後、会う人ごとに「暑いですね」と声を掛け合うのが恒例になっている。
プレイ中も、顔じゅうから汗が噴き出す。
何とか無事にプレイが終わると、全員がビールで乾杯!
今年は、9月一杯は暑い予報らしい。
命懸けのゴルフ修行が、しばらく続きそうだ。