昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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いよいよ民主党代表戦だが......

昨日、小沢一郎菅直人民主党代表戦に正式立候補、記者会見を開いた。

菅直人は国会議員の獲得数では劣勢らしく、二言目には「国民が選ぶ総理大臣」と、小沢の評判の悪さを武器にしていている。
言葉の端々に、小沢が抱える「カネ」の問題を鏤め、ダーティーさをつつく。
「クリーンでオープンな政治」もまた、小沢的なものへの皮肉、「自分の出自はロッキード事件への反撥」とは、小沢の恩師田中角栄への皮肉だ。
尤も、そんな小沢と袂を分かったのはわずか三ヶ月前、それまでは子分のように傅いていた事はすっかりお忘れのようだ。

決め台詞は、「国民に、次の総理大臣にはどちらが適しているかを判断して欲しい」。
要は、胡散臭い小沢ではなく、クリーンな菅直人を支持するように地元の国会議員に圧力を加えて欲しいと訴えているのだ。
但し、菅直人政権の三ヶ月間の成果は全く評価に値しない。
無為無策政権と揶揄されているが、確かに景気が深刻に後退している時、何一つ具体的に有効な施策を打つ事がなかった。
民主党代表戦が間近になった最近、急に思い出したように全国行脚、満面に作り笑いを浮かべながら「私は政務に励んでいます」とのポーズに徹する。
付け刃のパフォーマンスは、O-157問題で「カイワレ大根が発生源」と失言、それをカバーする為、急に大量のカイワレ大根を食べて失笑を買った時からまるで成長していない。

小沢一郎は、「カネと政治」問題に対しては、「あらゆる情報を公開、検察の強制捜査の結果、無罪だと証明された。」と釈明した。
確かに一理ある。
菅直人やマスコミが小沢に求める説明責任とは、「私が秘書に指示してカネを流用し土地を買いました」と告白する事であり、それ以外では納得はしない。
そんなの、事の真偽はともかく、小沢が絶対に認めるものではない。
結局は、いつまで経ってもこの問題はクリアにはならない。
但し、小沢には、常に不動産疑惑や建設業界からの裏金疑惑が付きまとっている。

だから当方の答えは、「両方とも不適!さっさと衆議院を解散、総選挙しなさい」だ。

「総理大臣が一年で三人も代わるのは、国際的な信用に関わる」との意見があるが、総理大臣に不適な人物が居座るリスクを考えれば、世間体なんか考えて入られない。
民主党が政権をとって以降、確信した事がある。
それは、鳩山由紀夫菅直人も、まるで総理大臣の器ではなかった事だ。
小沢一郎の器量については未知数だが、政治主導、財源への楽観論、バラマキ政策継続を聞く限り、大きな期待は持てない。

衆参ネジレ現象を解決する為には、政権組み換えか、与党民主党が下野するしかない。
民主党は、政権担当能力がなかった。
不覚にも昨年民主党に期待してしまった、それが僕の結論だ。