昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

ジャンボ尾崎はシニアトーナメントに出場を

日曜日、男子プロトーナメントは石川遼の猛追を退けた金庚泰が今年三勝目。
女子トーナメントは、大器森田理香子が四打差をつけて初勝利。
そしてシニアトーナメントは、日本シニアオープンで倉本昌弘が、終盤三連続ボギーながら逃げ切って初勝利。
放映時間がずれていたので、全部のトーナメントを楽しむ事が出来た。
各々のツァーも、基本的には持ちつ持たれつの関係なので、このような連携は大歓迎だ。

最後のシニアトーナメントは、NHKで放送された。
水巻善典、真板潔、中嶋常幸、湯原信光、室田淳に、青木功、渡辺司と、懐かしいメンバーが目白押し。
海外からも参戦者がいて、タイ人、ルアンキット・ブーンチュは、最終日首位スタート。
飛距離こそ男子トーナメントにはかなわないが、技術的見せ場は多い。
何よりファンとの距離感が近く、アットホームな雰囲気が醸し出さされている。

プロゴルフ界は、野球に比べると選手寿命は長いものの、それでもトーナメントで飯が食えるプロは、シード権を持つ60名程度。
後は、レッスンプロや、解説業を生業とする、厳しい社会だ。
毎年シード権のとれるようなレベルの選手は、更に少なくなる。
であれば、男子トーナメントの次の時代で活躍できる場があるのは、プロ選手にとって素晴らしい事だろう。
アメリカのツァーでは、50歳を越したプロゴルファーは、こぞってシニアツァーに参戦する。
ファンサービスも怠らない。
結果として、シニアは男子プロトーナメントに匹敵する人気がある。
プロゴルファーにとって、アメリカツァーは二重にやりがいがある世界だ。

一方の日本、NHKの放送こそあるが、シニアツァーは試合も少なく、賞金も小さい。
出場するメンバーも、アメリカに比べると、まだまだ充実しているとは言えない。
そんな日本シニアツァーを盛り上げる為には、ジャンボ尾崎の参戦こそ必須だ。
尾崎自身は、世界のゴルフ殿堂入りを果たした時、「世界のゴルフに貢献したとは思わないが、日本のゴルフ界には貢献した」と言い切った。
確かに尾崎の出現で、日本ゴルフは一大黄金時代を迎えた。
しかし、その尾崎は今ではとても男子ツァーで通用するような体調ではない。
予選落ちを続けながらも、「もう一勝を」と挑戦する姿を称賛する声があるのかもしれない。
しかし彼ほどの実績を残したプロゴルファーなら、ゴルフ界全体を引っ張る責任もあるはずだ。
シニアツァーが栄えれば、プロゴルファーの生活も大いに潤う。

ジャンボ尾崎に与えられた次のミッションは、シニアツァーを盛り上げる事だ。