昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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良くも悪くもベテランキャディって!

後輩に誘われて、千葉県の某有名ゴルフ場に出かけた。

彼氏が会社から法人会員として宛がわれたコースで、コースレートもかなり高い。
こんなコースには、超がつくほど有能なキャディが多い。
我々についたのも、そんなベテランの一人。
声も大きく、態度もキビキビ、グリーンでライン読みも正確。
前回のアルバイトキャディの可愛い娘チャンに比べると、顔はともかく、技量は月とスッポン。
我々のスコアも、格段に良くなる。
……はずなのだが、なかなかそう簡単ではない。

この手のキャディは、往々にして自信過剰。
我々のプレイを、自分のペースで仕切りたがる。
またコースを知り尽くしている上に、数ホールでプレイヤーの腕前を見切ってしまう。
そうすると、ボール地点で、自分の判断でサッサとクラブを手渡してくる。

我々なりに、下手は下手なりに、自分で使いたいクラブがある。
見栄もあり、出来るだけ短いクラブを選びがちなのだが、しかしベテランキャディは、「あなたはこのクラブを使いなさい」と、半ば押しつけるが如くに使用クラブを決めてしまう。
結果は、キャディの方が正しい事が多いが、何とも欲求不満になる。

名門コースはメンバーに有名人が多いものだから、キャディもいつの間にか、自分も偉いと勘違いしているケースが多い。
ビジターの方も、なかなかプレイ出来ないような名門コースだと、つい気後れしてしまい、卑屈な態度になりやすい。

しかしゴルフ場は、名門であれパブリックであれ、所詮は、稼働率が大事な巨大な装置産業でしかない。
ましてや同じ稼働時間でも、メンバーに比べビジターは、明らかに利益率が高い。
ゴルフ場はメンバーを大事にする所ほど名門コースと思われるが、本音を言えば、ゴルフ場にとっては、メンバーがビジターを三人連れて来るのが一番理想的なのだ。

ならば、もっとビジターを大事にしなさい。
少なくともキャディは、ゴルフ場にとって最前線のサービス業だ。
例えビジターとは言え、いやむしろビジターだからこそ、「お客様」として接しなければいけませんネ。
と、軒先を借りる身としては、いつも僻み根性に凝り固まっている。
ベテランキャディはコースの顔だが、あまり態度がデカイと、却って反発を覚えるものですヨ。