昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

ないものねだり

熊本県人吉市にいる。
今年正月、顧客と温泉を堪能。
意気投合して、「次回は春にでも名門球磨カントリーでゴルフを」と、固い約束をした。
ところが311の大震災で、やむを得ず延期。
お互いにやっとその気になったのが、7月末となった次第。

前夜祭は、前回と同じ、雛には稀な温泉付きホテル。
調度品や展示物の豪華さに驚かされるが、今年に入っての訪問客も凄い。
亀田興毅と親父、松方弘樹タイガー・ウッズ達の色紙が張り出されている。
地元料理に舌鼓を打ちながら、人吉焼酎を満喫。
すっかり酩酊してしまった。

翌日は曇天、微風。
前日はかなりの雨が降ったので湿度は高いが、天気には文句が言えない。
地方のゴルフ場はどこも、入場者の激減に悩んでいる。
この地域もご多分に洩れない。
一時期は韓国、中国からの観光客が大挙して押しかけてきて大いに潤ったが、地震原発問題が発生して以来客足がパッタリ。
今や、閑古鳥が鳴く状態になっている。
この日も、我々以外はほんの数組。
スタート予定時間を30分繰り上げ、カートを使用してのプレイは、ハーフ1時間40分しかかからない。
そのままスループレイをした所、1ラウンド3時間半、12時にはラウンド終了してしまった。
初めてのコースは、グリーンが難しい。
それなのに、キャディは18歳の青二才で、愛嬌は良いが、ラインを聞いてもチンプンカンプン。
前半こそ40だったが、腰が重たくなってきた後半は、ドラがヨレヨレになり44、合計84。
満足ではないが、マァこんなものと諦めもつく中途半端なスコアだった。
風呂でゆっくり体を休め、昼食をとって、2時にはお開き、誠に楽しい二日間だった。

ところで、今回一緒した達人は、3オーバーの75でラウンドした。
ドライバーは230ヤード程度なので、当方よりも飛ばない。
しかしほとんどコンスタントにフェアウェイを捉える。
アイアンは、8番アイアンで150ヤードを目処としているので、当方と一緒。
但し球筋はまるで違う。
当方のボールは、まさしく「馬鹿みたいに」高く上がるので、グリーンに落ちると止まるが、風に流される。
彼のボールは、低く飛び出すので、グリーン狙いは手前からの転がしが多いが、風には強い。
当方は彼の玉筋が羨ましくて仕方がないが、彼は当方のようなボールを打ちたいと言う。
将に、ないものねだり。

これは球筋だけでなく、クラブも一緒。
人のクラブは良く見える。
ゴルフはジェラシーのスポーツだ!