昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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今年のマスターズもオモシロかった!

いつものお楽しみ、大好きなマスターズトーナメントが終わった。
今回は、南ア出身、やや怪しげな顔つきのシュワルツェルが優勝した。
何より、上がり四ホール連続バーディーと、嫁さんが別嬪さんなのに大いに驚く。

マスターズに勝つ為には、後半でドンドンスコアを伸ばす事が必要だ。
上位選手は、悉く後半に強い。
数年前までは向かうところ敵なし状態だったタイガーウッズは、前半スコアを伸ばして見せ場を作ったが、後半の勝負所でパターが決まらないと勝てない。
本格的な復帰まで、今一歩の感がある。

我らが日本選手では、決勝ラウンドに進んだのは石川遼松山英樹の19歳コンビ。
石川遼は、現時点の日本ゴルファー癸韻世蹐Δ、マスターズで勝つのはマダマダ遠い印象だ。
四日間でアンダーパーなので、本来なら賞賛ものなのだが、本人の目標は「20歳でマスターズ優勝」と極めてハイレベル。
解説の中島常幸は、「無理しなくて21歳でも良いよ」と励ましたが、来年の優勝は無理だろう。

実は、今回のシュワちゃんで、南ア選手の優勝者は三人目を数える。
一方、二位に甘んじたスコットやデイのオーストラリア出身は、グレッグ・ノーマンが最終日に暦煮的な大崩れて大魚を逃して以来、未だ優勝者を輩出していない。
今回のマスターズを見ていて、やはりその国が持つ歴史も重要な要素のような気がした。

我が日本では、全盛時代のジャンボ尾崎が、内弁慶の極みで海外での戦いを避けてしまった。
青木功は当時の日本人には珍しく海外に挑戦したが、惜しくもメジャーを勝つチャンスを逸した。
こんな先輩達でも成し遂げられなかったメジャー制覇だし、舞台は飛ばし屋有利のオーガスナショナルズ
天才石川遼をもってしても、まだまだ日本人初のマスターズ制覇までは時間を要する。
冷静に振り返ると、そんな気がしてしまった。

ローエストアマチュア松山英樹は、初めて日本選手としてマスターズ表彰を受けただけでも価値が高い。
しかもアマチュアなのに、スピーチにも、インタビューにも物怖じしない。
主催者への感謝と被災地への思いを述べると、パトロン達がスタンディングオベーション
惜しむらくはスピーチが日本語だったが、内容は大変素晴らしい。
石川遼が若い割には完成され過ぎている印象なのに、こちらは荒削りな魅力も持ち合わせている。
将来は、石川遼をも凌駕するのではと期待してしまう。

この二人が、切磋琢磨して日本トーナメントを引っ張れば、十年後、ひょっとして五年後には「日本人選手、初めてマスターズ優勝」の報が聞けるかもしれない。
マスターズ・テレビパトロンには、そんなロングスパンの辛抱も必要だ。