昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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記録的大雨予報の函館でゴルフ

台風12号に祟られている。
先週、名古屋でのゴルフをキャンセルに追い込まれた台風が、数日後に北海道に影響を与える。
毎年恒例、9月の函館行きだが、通常は雨の少ない地方なのに、何と台風の影響で記録的大雨、災害発生の恐れがあるとの事。
「そんな馬鹿な!」と、函館空港に降り立つと、曇天で雨はない。
現地の社長から「札幌は大雨だが、函館は大丈夫」と聞いて安心したが、夜の天気予報では「明日午前中の降雨予想は50%、午後は70%。ところによっては強く降り、雷も」と最悪。

寿司屋借り切りの前夜祭で、今が旬の烏賊を満喫。
些か食べ過ぎ、飲みすぎたのも恒例。
定宿になっていた、元倉庫を改造したホテルは、「朝食がおいしいホテルナンバーワン」とテレビ放送されて以来客が殺到、一ヶ月前でも満室で断られる。
テレビの影響、恐るべし。
と言う事で、今回の宿泊先は一般のビジネスホテルになってしまったが、ここでも温泉付き。
北海道のホテルは、サービスが行き届いている。
22時にはホテルに帰還したが、一時間後に対ウズベキスタン戦のサッカーまでは体が持たない。
即刻、就寝してしまった。

翌朝、ホテルから外を見ると曇天。
ゴルフ場までは、車で約30分。
例の、距離が7000ヤードを越す事で有名な、北海道大沼コースだ。
参加者が全員集まる頃には、空一面が青空になる。
「これはラッキー」と大喜びすると、主催者は冷静に、「駒ケ岳の頂上に雲がある間は雨が降る可能性あり。女心と秋の空というくらいなので、天気が急変するかもしれません」と解説する。
何はともあれ、いざスタート。
ショットはドライバーもアイアンも好調で、パーオンを連発する。
ところが、キャディの「山に向かって順目」のアドバイスが利き過ぎ、いきなり三ホール連続3パット。
次の4番でやっと二パットパーで落ち着くかと思いきや、またも2ホール連続3パット。
7番で4メートルのバーディーパッとの直前から雨が降り出し、一瞬のうちに大雨。
「篠つく雨」とは将にこの事で、傘が全く役に立たない。
次の8番グリーンは水が浮いてしまい、パターにならない。
午前中はボギーペースで終了。

本来ならスループレイだが、余りの悪天候なので、全員休憩。
ところが誰一人、止めようと言わない。
「さぁさ、行くべぇ!」と後半戦に突入。
大雨の直後に、一気に青空が広がる。
「これで大丈夫」と喜ぶが、キャディが「レインウェアは脱がないで」と注意する。
すると、1ホール後にはまたも大雨。
スルーザグリーン水浸しで、どんなにいい当りをしても、落下して所でボールが止まってしまう。
後半も2連続3パットで始まり、結果的には8ホール3パットは記憶する限りのワースト新記録達成。

この日は、全国的に清々しい一日だったのに、わずかに北海道の一部だけが大雨。
一年に一度の七夕みたいなゴルフなのに、よりによってそんな場所に出くわすとは、「何たるアンラッキー!」なのだが、普通ならこんな悪天候のゴルフなんて「やりたくてもチャンスがない?!」
考え方次第では、思い出に残るゴルフだったとも言える。
何事も前向き、前向き。

帰りは函館ラーメンを所望。
札幌は味噌、函館は塩ラーメンの本場と聞いたが、なかなかに美味かった。
「一生、印象に残るゴルフでした。また来年会いましょう」と主催者に感謝して、函館を後にした。