昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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馬場ゆかりと森口祐子、ついでに石川遼

馬場ゆかりが日本女子オープンに勝った。
ファーストハーフのもたつき、セカンドハーフではショットは好調だが、パットが決まらない。
一方、今や実力ナンバーワン間違いないアン・ソンジュが、ヒタヒタと追い上げる。
アン選手を含めた三人が首位タイなった時点で、彼女の優勝間違いなしと確信した。
この時点では、馬場ゆかりは4位。
ところがここからが、和合コースの難しさ。
各選手とも次々のボギーを連発し、バーディーなんてほとんど出ない。
馬場ゆかりの場合、見事なショットの割にはパターが下手。
それでもサバイバル合戦になると、パーオンしている分だけ比較的簡単にパーを拾えるのが優位。
結果は、18番をツーパットで、見事なメジャー初制覇を飾った。
身長149センチメートルを克服する為のハードトレーニングで、腰痛発生。
それに悩みながらの優勝らしいが、涙を見せず、笑顔笑顔のインタビューも好感度大。
心から、パチパチパチ!

もう一人、気持ちのいい解説の森口祐子にも拍手!
「凧の糸が切れた」を「蜘蛛の糸が切れた」と言い間違えたり、合間合間に「コー」なる意味不明な間投詞を多発するのは些か減点だが、適切な技術解説と暖かい口ぶりは、聞いていて気持ちがいい。
今回は、大激戦の日本女子オープンを充分堪能できたが、主役は勿論全力で戦った女子プロたちだが、影の功労者は間違いなく解説者、森口祐子だ。
因みにこの人、一介のプロゴルファー上がりにしては、旦那は医者にして往年の岐阜関カントリーのクラブチャンピオン。
いわゆる人生の勝ち組のはずだが、偉ぶらないのがいい。
またマナーにもうるさく、諸見里しのぶのキャディが大声を上げるのを、公共の電波で堂々と批判した事もある。
東京読売カントリークラブのクラブハウスには、ふくよかな女性の裸像の絵が展示されている。
メンバーが、「このモデルは森口祐子です」と教えてくれたが、真偽の程は不明。
(と言うよりも、100%ガセネタ!)

それに比べて、石川遼はオサナイ。
この日はショットが不調で、スコアが乱れていた。
三好カントリーの最終日16番有名なパー3で、大して長くはないボギーパットを外した。
彼は納得が出来なかったようだ。
先ずは小首を傾げた。
その後、じっとカップを見続ける。
やっと気を取り直して次のホールへ向かったが、内心、気持ちが収まらないのが見える。
案の定、次のティーショットはラフへ。
次の18番、アイアンショットは池ポチャ。
茶坊主解説者は、「どんな時でもピンを狙う」と苦しい褒め言葉を連ねるが、石川遼がふてくされているのはミエミエだった。
この辺の心の機微は、いつも大事なパットを外す事に関しては、プロ並みの技術を有する当方には良く分かる。
終わった後に外れたカップを見続けるのは、「自分は完璧なパターをしたのにおかしい」との思いからだ。

しかし、イシカワ君。
カップが急に移動したわけではないのですよ。
どんなに納得できなくても、それは貴方のパターが悪かったからなのです。
それをコースの所為にしたがるのは、我々のようなレベルでは当たり前だけど、日本を代表するプロがやってはいけません。
「コースがおかしい」と密かに思うのは仕方がないし、気分転換になるかもしれないけど、態度に表すのは大変見苦しい。
最近のイシカワ君は、変えたばかりのドライバーが右に、左にと、暴れまくっているらしい。
その欲求不満が昂じているのだろうが、技術の習得よりも先に人間修行が大事ですぞ。

今回は、掛け値なしで女子のトーナメントが面白かった。