昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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渋谷に行こう???????????

「アァ、勘違い」の巻をご紹介!

ある地方都市の市会議員は、「渋谷に行こう」を連発する。
前後の意味から推測するに、どうやら「シビアに行こう」と言いたいらしい。
言わんとしていることは分かるし、本人は「渋谷に行く」と固く思い込んでいる。
その為この市会議員は、議論の途中で得々として「この問題は重要なので、決しておろそかにはできない。全員、渋谷に行こう」と、取りまとめ役を買って出る。
会議の出席者は全員、「渋谷は遠いなぁ」と、分かったような分からないような気分で議論を続ける。

僕の大先輩は遥か50年前、まだ30歳ソコソコで年齢だったのに、たった一人でワルシャワに赴任、現地人百人以上を指揮して石炭会社を経営した、今で言う、国際人の走りだった。
荒くれ男たちの集まりなので、喧嘩もあれば、色恋沙汰も多い。
右も左も分からない異国の地で、筆舌に尽くせないほどの苦労が多かったらしいが、新婚早々の妻を日本に残しての単身赴任だった彼は、「自分は一度も浮気をしたことがない」と公言して憚らなかった。

ところが酒のピッチが上がってくると、「ワルシャワの街娼は美人ばかりで、しかもサービス精神が旺盛」と、段々話が怪しくなってくる。
当方、「浮気をしたことがないのでは」茶々を入れると、彼は「あれは浮気ではなく浮身だ。体は浮ついたが、心が浮ついたことはない」と開き直る。
その彼の話に、たまたま横に座っていただけの赤の他人が、「アンタの話は面白いね」と合流してきた。

更に興に乗った彼は、「彼女は僕の分身を見て、Oh, Elephant!と驚いた」と、くだらない自慢話をしたところ、隣のおっさんは「おぉ、エッフェル塔ネ」と、手振りでエッフェル塔の形をなぞる。
言葉は違って聞いているが、意味は正確に理解していた。

以前紹介した、シェア拡大の意味で「視野拡大」を言うのも、まるで間違いと断定できない部分がある。
しかも全く善意の間違いなので、誰もなかなか指摘できない。
苦笑いをしながら聞くしかないが、三つともかなりよく出来た勘違い表現だ。