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プラハ市内観光二日目

プラハも二度目だし、前回ほとんどの名所旧跡は訪問済み。
今回もまたプラハ城を考えないでもなかったが、前回余りの人の多さにうんざりした記憶が鮮明に残っている。
ならばと、殆ど観光客のいないところを選んで、フラフラと歩いてみた。

先ずは、有名なカレル橋を渡って、「ジョン・レノンの壁」へ。
カレル橋もまた、いつも人でごった返しているが、この日は午前中の早い時間だったせいか、比較的すいていた。
ジョン・レノンの壁って何時から有名になったのかは知らないが、最近では結構人を集めているらしい。
途中で道を間違えた結果日本大使館を発見、中から出てきたチェコ人に場所を聞いたらすぐそこと教えてくれた。
イメージ 1ジョン・レノンの壁は落書きでいっぱいで、下手くそな歌手が路上ライブをやっている。
イメージ 2すぐ横にはジョン・レノンパブがあり、彼の似顔絵だか写真がある。
しかしこんな店、オノ・ヨーコから肖像権を譲り受けているのだろうか?
イメージ 3

続いてブラブラと、「ベトシーンの丘」別名贋エッフェル塔へ。
段々と訪問先が、良く言えば通、普通に見ればB級グルメ化してきた。
ところが目的地までのケーブルカーが、たまたま運悪く休止中。
あんな丘の上まで自力で登る気にはならず、それでは次善の作で、二年半前に食べて感激したタイ料理屋「レモンリーフ」への方針転換。

途中の小さな店でミネラルウォーターを買うと、500mlの小瓶が何と50コルナと言う。
旅人と思ってのボッタクリだが、店主は「Hello」とやたらと愛層が良かった。
久しぶりのタイ料理は、期待に違わずおいしかった。

ここでいったん休憩のために、ホテルに戻る。
元気を取り戻したところで、ホテルの真ん前にある「ムハ美術館」へ。
この地では超有名画家のアルフォンソ・ムハの作品が、コンパクトに展示されている。
日本で言えば、伊藤深水のチェコ版みたいな絵だ。
途中で妙齢の外国人別嬪さんが近づいて、ムハの絵の前で、自分の写真を撮って欲しいと頼んでいる。
「ここのボタンを押せば簡単だから、easy,easy」と、人をまるで機械音痴ジジイ扱いをしている。
「しかしオジョーサン、ここは撮影禁止なの」と注意したら、「Really, why?」なんて間抜けなことを言うので、「受付の後ろに書いてあったでしょ」と諭しておいた。
全く、ジョーシキのない女だ。

夜はオペラ「仮面舞踏会」を鑑賞に。
地元の歌手ばかりで有名所は参加していないので、期待はしていなかったが、意外にも上手い。
ここで隣の席に、日本人夫婦がいた。
ただ幕間の休憩時間が終わっても、奥方が戻ってこない。
他人のことながら心配していたら、照明が落ち劇が始まったころ、息せき切って走りこんできた。
普通なら他人への迷惑を考慮し、入り口の補助椅子にでも座るのが常識だろうが、彼女は直ちに夫のところへ戻ることしか考えていない。
猛烈な勢いで、座っている人をかき分けるように突き進んできた。
確かに、見知らぬ土地で、連れ合いと離れるのは不安だろうが、それでもオペラ観劇でのあのような振る舞いはやはり顰蹙モノで、結果として日本の名を汚す。
持って他山の石。
我々も注意しなければ。