昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

四年ぶり

木曜日夕方、突然家人が「明日ゴルフに行こう」と言い出した。
聞けば、来週以降は予定で一杯なので当分ゴルフに行けないらしい。
かと言って、最近少しスコアが良くなっているので、折角の身につきかけた上げ潮感を失いたくない。
そんなことを、急に思い立ったようだ。
ゴルフ場の受付は、既に終了していたので、明くる金曜日の午前7時に電話して予約を取る。
この日はレディースの大型コンペが開催されるとのことで、10時スタートとなった。
ゴルフ場までは、車で5分。
ゆっくり出発しても1時間前には到着してしまったので、お馴染みのスタート担当のオネエサンに頼んで、30分前にプレイ開始。
この辺は、夫婦揃ってのメンバー特権。
 
この日は快晴、微風の絶好のゴルフコンディション。
前の組はコンペ最終組の女性四人組だが、パー3ホールのティー位置がかなり前方だったので、距離表示のあるセンターからティーまで歩測して実際の距離を確かめたりしている。
女だてらに、本格派ゴルファーを思わせる雰囲気だ。
しかしそこまで気合を入れても、グリーン上のパターは超下手糞で、3パット、4パットは当たり前。
その度に大声をあげて悔しがるが、完全ホールアウトのようで、プレイもまた超遅くなる。
妻もまた気合満々で、スタートホールのドライバー、二打目は過去にないほどのナイスショットだったが、その後グリーン直前のアプローチでトップする悪癖が出て、スコアはまとまらない。
 
当方は、最近買った飛距離で評判の最新モデルドライバー、「リョーマ」でチーピンフックに悩んでいたので、昔取った杵柄のBALDOに持ち変えてラウンド開始。
これだと確かにチーピンは出ないが、グッショの確率も低い。
そこをユーティリティとアプローチでカバーしながら、午前中は43。
一時間の昼休みは、初めてのメニュー「つけ麺」で英気を養い、12時30分午後のスタート。
ここからはアプローチが冴え渡り、60ヤードをSWでベタピンつけ、4ホール連続パー。
そこから二ホールはボギーだったが、今度はティーショットが当たり、次の二ホールはパー。
ここまで2オーバーなので、ここでボギーでも30台のプレイができる。
 
そう思った400ヤード最終ホールは、ティーショットミスで180ヤードしか飛ばない。
二打目220ヤード、アゲンストなのでほぼ届かない距離だが、前の四人組「遥か以前のオジョーサン達」が異常にもたついているので、打つに打てない。
その内に後ろの組がティーグランドに姿を現したので、早く打ちたい気持ちが募り、精神的イライラがピークになる。
やっと四人組がホールアウトしたので、サアと思いきや、ババア四人のうちの二人がサブグリーンの手前を横切るので、奴らが視界から消えるまで待つしかない。
プチン!(堪忍袋の緒が切れた音)
急いで放った二打目スプーンは、コロコロと転んで残り150ヤード地点まで。
グリーンオンを次の7番アイアンに託したが、力が入りすぎて大フックして左バンカー。
何としても寄せるぞと気合満点のSWだが、ボールはエッジ手前まで。
後はここから、パターを入れるしかない。
 
距離8m上りスライスラインのパターに、渾身の思いを込めると、何とこれが奇跡的にカップイン。
四年ぶりの、39が出た瞬間だった。
この四年間は、本当に苦労した。
とりわけ重度のシャンク症が治らない時期は、ゴルフを辞めようと何度も思った。
そんな艱難辛苦を乗り越えたスコアなので、今までの何十倍もうれしい。
この河川敷コースは難しいが、次は80切りを狙っていこう。
 
しかし自分の事ばかりを喜んでもいられない。
相方の家人は、ショットの時に体が上下動するので、特にアプローチでトップ、ダフリが出てしまう。
家人の目標スコアはハーフ50を切ることだが、その為には悪癖矯正に協力しなければならない。
ゴルフを長く続けるためには、一方が良くても、何か一つが良くてもダメ。
やはりバランスが一番大事なのは、人生と全く一緒!