昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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チェッ!おもろないワ

ひょっとしたらギリシアには勝つかもしれないと、秘かに期待していた。
午前7時には、白装束ならぬパジャマ姿でテレビの前に正座。
大の大人が、声を限りに「日本チャチャチャ」と応援していたのに、何という、情けない試合だっただろう。
悪い方に予想が当たってしまった一言居士の素人サッカー評論家、「セルジオ・越前」は無茶苦茶に不機嫌だ。

元々「セルジオ・越前」が、「FWとしての大迫は最も得点能力がないから使わないように」とあれほど忠告しておいたのに、二試合続けて先発で使うザッケローニ監督の無定見さと采配ミス。
絶好のゴールチャンスを、悉く外すFW連中。
数多くセンタリングを繰り返すが、まるで正確性のない内田。
「無回転ではなく縦回転ボール」と、大口だけは一人前だが、FKが前方の壁を超すどころか、足に当たってしまうパツキン本田。
途中交代ながら、二試合続けて全く見せ場を作れない遠藤も、衰えが目立ってきた。
結局は、初戦のコートジボアール戦の逆転負けに続き、絶対に勝たなければ決勝トーナメント進出が覚束ない二戦目ギリシア戦でもスコアレスドロー
一人人数が少ないギリシアに対して、ボールは支配するが得点が取れないので、見ているとフラストレーションの塊になってしまう。

これで予選突破は、ほぼ絶望的だ。
敢えて楽観的に考えれば、三戦目のコロンビアは、すでに予選突破を決めているので、日本に対して主力を全員休ませるかもしれない。
そうすると、まかり間違えば、日本がコロンビアを下す大番狂わせがあるかもしれない。
更にコートジボアールは、コロンビアとの激戦で疲れ果てているかもしれない。
そこでコートジボアールに勝てれば、微かに予選突破の可能性があるギリシアが、ひょっとして一点差で勝つかもしれない。
こんなラッキーが重なれば、日本の予選突破も不可能ではない。
とは言うものの、ほとんど駄目だろう。

同日のイングランドウルグアイ戦も見たが、選手のスピード、ゴール前の嗅覚、パスやセンタリングの正確さのどれをとっても、日本とは雲泥の差がある。
W杯が始まる前は、「やれベスト8」とか「ベスト4も可能」とか、超大甘予想が乱れ飛んだが、良くもあんなイイカゲンは話があったものだ。
今回多くのサッカー評論家連中の話を聞いたが、傾聴に値するのは一人もいなかった。
どいつもこいつも、「これは狙っています」とか「チャンス!」とか、アナウンサーと同じレベルの状況説明だけ。
「どうやってこの守備を切り裂くかが問題です」と、分かったような事を言うが、「それを解説するのがお前の仕事だろう」と、画面に向かって文句を言いたくなる。
しかしそんな輩たちの馬鹿騒ぎも、これで終わり。

やはり日本とサッカー先進国とでは、実力差がいかんともしがたいほどに大きい。
それなのに、日本がW杯で通用すると思ったのは、余りにも身の程知らずだった。
日本が足元にも及ばない実力国、スペインだって、イングランドだって、予選で散った。
日本が予選を通れなくっても当たり前で、悲観する事はない。
コロンビアに引導を渡され、お祭りが終わってしまった後は、世界最高レベルのサッカーを楽しむ事にしよう。
例え日本がいなくなっても、まだまだW杯は面白い。