昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

日頃の思いや鬱憤を吐露!無礼千万なコメントは削除。

強そうで弱いサッカー日本代表

「弱そうで強い」のは、カッコ良い。
一昔前までの女性が、その典型だった。
オトコどもは、如何にも一見強そうに見えるが、実はしたたかで本当に強いのは、弱そうに見えるオンナたち。
これは人類の歴史を50万年遡っても変わらない、一貫した真理だ。
だから男女同権とか、女性の権利拡大とか、声高に叫ぶ必要はない。
神様は、表面的にオトコたちを威張らせることで、男女のバランスをとっているので、元来男女は平等にできている。
僕は勝手に、そう思っている。

逆に、「強そうで弱い」のは、救いがないし、カッコ悪い。
昨日の日本代表サッカーチームが、その典型だ。

前回、超格下のシンガポールを相手に、シュートを雨あられと打ちながら、無得点で引き分けた醜態の後なので、今回の更に格下のカンボジア戦では、どこまで修正、改善されているかを注目して見た。
しかし得点こそ、3対0だが、中身は前回とほとんど一緒。
本田のまぐれシュートが決まるまでは、シンガポール戦の再現ビデオを見ている気分だった。

日本期待の新星FW武藤も、エース格の岡崎も、後半変わった宇佐美も、原口も、シュートを打てども打てども得点にならない。
所属しているドルトムントでは絶好調との触れ込みで期待を集めていた香川も、後半に何とか1点取ったが、それまではミスを連発していた。
先制点を決めて救世主となった本田も、簡単なパスミスを仕出かす。
アジア最強とうたわれた、日本代表の過去の栄光など、どこに消えてしまったのだろう。

思うに、ハリルホジッチの、監督としての能力不足が一番の問題。
前回のシンガポール戦を反省、総括し、今回のカンボジア戦では同じ過ちを繰り返さないのが、代表監督の腕の見せ所なのに、全く有効な具体策が打ち出せなかった。

続いて、弱小チームを相手にしても、ミスシュートを連発して得点を奪えないFWのだらしなさが二番目の大問題。
尤もこの部分は、日本代表の宿痾の病。
ロナウド、メッシ、ルーニー、ハメ・ロドみたいな世界レベルの絶対エースを求めているのではない。
そんなすごい選手は、未来永劫現れないだろうが、せめてシンガポールカンボジア相手には、最低でもハットトリックの3点を取る程度のFWが出てきてほしいものだ。

それにしても、今の日本代表のレベルでは、二次予選は突破できても、アジア地区の最終予選を勝ち抜くことは難しい。
次のワールドカップは、2018年モスクワ開催。
そしてこのモスクワ大会と、次の2022年カタール大会は、招致に関してFIFAの賄賂まみれ体質が問題視されている、いわく因縁つきの大会だ。
だから我々日本ファンとしては、この両国で開催される大会が延期になる可能性を信じていた方が良さどうだ。

少なくとも、ハリルホジッチが監督を続ける限り、日本代表の覚醒はない。
この二試合の予選を見て、偉大なるド素人サッカー評論家、自称「セルジオ・越前」は、無責任にそう断言しておく。