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民進党のピンボケ振り

自民党の二回生議員大西英男が、癌患者に対しての暴言を批判された。
その責任を取って自民党東京都連副会長を辞任したが、自業自得だと応援団はいない。
 
自民党議員がこんな不祥事を起こすと、テレビのコメンテータは必ず「安倍一強の奢り」と解説する。
強力なライバル勢力が見当たらないことが、あたかも安倍政権が強すぎるからだと言わんばかりの報道ぶりだが、これはどう考えてもおかしい。
安倍一強体制は、安倍政権にとっては努力の成果であり、何一つ文句を言われる筋合いではない。
もしも実際に安倍一強の奢りが、様々な不祥事発生の原因なら、次の選挙で安倍自民党は負けるだろう。
政治家も政権も、選挙で審判を仰ぐのが民主主義だ。
 
だから仮に安倍政権に奢りがあるのなら、むしろそんな体制を許している勢力が責を問われるべきであり、マスコミもその点こそ指摘するべきだ。
具体的に言えば、野党第一党民進党の体たらくこそ、安倍政権一強体制の最大の原因だ。
民進党が安倍政権を攻撃すると、その悉くが自分に振り返ってくる、所謂ブーメラン現象が続いている。
それが繰り返されると、民進党は無責任政党に見えてしまうので、政権を任せようと言う気にならない。
三年半に亘った民進党政権の杜撰な政権運営へのトラウマもあり、あんな民進党よりも自民党がマシだと思われている。
無論安倍政権下では、外交で大きな成果を上げ、アベノミックスで円レートを110円台/$にまで戻し、失業率も改善された。
積極的に安倍政権を支持する人たちも多いが、それよりも、結局は安倍政権の受け皿はどこにもないのが現実だ。
 
民進党が勢い込んで追及した森友学園問題は、今やすっかり下火となった。
そこで次はと、加計学園問題で安倍首相と加計理事長との友人関係に的を絞って、癒着を暴こうとしているが、こちらもまた何一つ成果を見いだせていない。
そんな民進党は、「加計学園問題では内閣からの強い意向があった」と告発した、元文科相次官、前川喜平を「育ちの良い気骨の官僚」と持ち上げている。
ところがこの前川喜平は、次官時代から出会い系バーへ通い詰めていた食わせ物だ。
出会い系と言っても、中身は売春や援助交際を疑われる如何わしい場所に出掛け、女性に小遣いを渡す。
文科省トップの行状としては甚だ問題だし、当然ながら非難されて然るべきだ。
ところが民進党やマスコミは、前川喜平を安倍首相攻撃の材料と考えたようで、出会い系バー通いはほぼ不問、「前川が提起した首相への忖度と、バー通いは別問題」と言い出した。
その後、江田憲司民進党代表代行が、わずか三か月前に、違法の天下り斡旋をして実質解雇された前川喜平を痛烈に批判していたことが発覚、「何が民進党をここまで変えた?」と揶揄されている。
 
前川喜平が、出会い系バーで知り合った女性に小遣いを与えたのなら、状況証拠は真っ黒だ。
今の国家権力がその気になれば、前川喜平の買春行為など、いとも簡単に明らかになる。
民進党は、そんな前川喜平を「人格者」などと持ち上げてはいけなかった。
特に女性は、同性を品物同然に扱った前川喜平に対しては、厳しく非難するべきだった。
そしてそんな前川喜平文科省次官に任命した、安倍政権の任命責任を追及するべきだった。
安倍政権の懐刀、菅義偉官房長官が、珍しく前川喜平に関して気色ばんで個人攻撃をした。
その瞬間、民進党は「そう、その通り!そしてその変な人物を次官に任命したのは安倍政権だ」とやり返すべきだった。
 
この件は、如何に民進党が喧嘩下手かを表している。
民進党が、加計学園問題で前川喜平を担いで役人の忖度を問題視している限り、安倍政権へのダメージはない。
まもなく何の成果もなく、次の案件、ジャーナリストの山口敬之逮捕逃れに関して、警視庁が安倍首相に忖度したとでも言い掛かりをつけることになるだろう。
そして民進党が、確たる証拠もないまま、単なる思い込みで騒いでいる限り、安倍一強体制が揺らぐはずがない。