昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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ホールインワン保険の有効利用

巷には保険金詐欺が横行している(らしい)。

最も質が悪いのは、他人に保険をかけて殺してしまうヤツで、つい最近もこの容疑で最高裁で死刑判決が確定した女性がいた。

健康保険もまた、多くの医者が食い物にしている。

僕も何度か、受けてもいないのに、あたかも治療したかの如く高額請求されたことがある。

結局は健康保険からの補填があり、自己負担額が小さいので大半の患者は気が付かない。

こんな不正を防ぐ為に、いったん治療費の全額を個人で支払い、後で保険還付を請求する方が良い。

そうすれば、患者側も少しは治療内容に気を付けるようになるし、医者側も不正請求はが難しくなる。

 

ゴルフのホールインワン保険も、不正請求が後を絶たなかったと言われている。

こちらはキャディとグルになって、ホールインワンをでっちあげてしまうらしい。

僕はゴルフ歴40年を遥かに超え、その間ずっとホールインワン保険の加盟者だったが、一度として恩恵の浴したことがない。

無論、不正な要求などしたこともない。

拠ってこの保険は、僕にとっては全く無意味な赤字だけのモノだった。

 

「だった」と過去形で書いたのは理由がある。

ある日ホームコースでプレイ中、ドライバーの飛距離が日頃の半分程度しか出ないことが続いた。

余りの不出来振りにプレイそのものが嫌になっていたら、キャディが「このドライバー割れてる」と言い出した。

確かに表面を触ると、明らかにヒビが入っている。

購入して間がなかったのでショックを受けていたら、キャディが「最近はホールインワン保険でクラブ修理ができる」と言い出した。

 

すぐにクラブ側が事故証明書を発効してくれ、近所のゴルフショップに修理を依頼して見積って貰ったが、出てきた金額にびっくり。

修理するには、購入金額の倍以上が必要となっている。

詳細を聞くと、取り寄せるヘッドはカタログ通りの価格になり、更に加工賃が加わると、そんな金額になってしまうモノらしい。

ゴルフショップとしては、ケチの付いたドライバーを修理するくらいなら、保険で新品を買った方をお勧めとの商魂がミエミエだ。

いずれにしても手続き終了後に、見積から免責金額をマイナスした分が振り込まれてきた結果、保険で儲けが出る変な事態となってしまった。

 

あれから10年。

最近購入したドライバーが、ショットの時にシャラシャラと音がする。

グリップエンドから石ころでも入ったかと購入先に電話したところ、無償で修理してくれた。

ただその時に、ヘッドに凹み傷があると教えられた。

全く心当たりはない。

しかも構えた時に見えない位置なのでこのまま使い続けようと思ったが、フト保険の事を思い出した。

早速保険会社に電話したところ、やはり修理見積書があれば保険救済が可能とのこと。

今回はさすがに修理費が購入価格を上回ることはなかったが、それでもかなりのリカバリーが出来た。

最終的には、修理を諦めて新品ドライバーを購入したので、やはり保険太りの結果となった。

 

保険は、出来れば使わないようにと考えてきた。

少なくとも生命保険や傷害保険はに関しては、安心代で済むのがベストだ。

しかしゴルフ保険は、よくよく内容を確かめると、クラブや備品の修理にも利用できることがある。

何事も、無関心だと、せっかくのチャンスを無駄にしてしまう。