日曜日午後7時からの、NHKニュースで目を疑った。
この日も、それまでは「日本の韓国への輸出規制」が日韓関係を悪化させたと報道していたが、何度も世耕弘成経済産業大臣に抗議され、さすがにタイトルは「輸出手続きの問題」と切り替えていた。
ところがそんな重要な部分の説明はすっ飛ばして、NHKが長々と垂れ流したのは、大垣市と韓国の少年サッカーチーム交流についてだった。
どんなに韓国贔屓のNHKでも、今回の韓国の所業については応援のしようがない。
それはそうだろう。
韓国は、日本から兵器に転用可能な物質を入手した後、それがどこに行ったのかを明確にしないのだ。
やれイランとか、はたまた北朝鮮とか、すぐ傍に核兵器開発の疑われるきな臭い国家があるのに、韓国は頑としてエビデンスを公開しない。
こんな訳の分からない国に、今まで通りに戦略物資の輸出を続けろと主張するのは、韓国のためなら世界平和が危機に陥っても結構と考えている、頓珍漢サヨクだけだ。
身内に韓国出身者を抱えていると噂されているNHKでも、こんなあからさまな反社会報道はできない。
しかしNHKは、策を弄して、泣き落としの作戦に打って出た。
それが、「日韓小学生のサッカー交流が滞っている(ので、何とかしないといけない)」ニュースだ。
・日韓の政治対立が思わぬ悪影響を及ぼしている
・サッカーを愛する純真な子供たちは、韓国とのサッカー交流を楽しみにしていた
・そんな子供の夢を奪っていいのか
・日本は、この問題を何とかしないといけないのではないか
との論法だ。
親もまた、「こんな情勢だから何も言えないが、子供は可哀そう」とコメントする。
子供は、韓国の子供たちとのメールのやり取りを紹介しながら、「彼らと会うのを楽しみにしていたので残念だが、来年こそ」と、無念さと期待感を述べる。
まるで、日本政府が実施しようとしている今回の輸出手続き適正化の措置が、子供たちの交流を損なっているので、即刻是正するべきとの印象操作だ。
一方の韓国は、どうだろうか?
日本製品不買運動が燃え盛り、日本大使館やフジテレビがテロの対象となっている。
日本人の韓国渡航禁止すら検討されるほど、国を挙げて反日行為に狂奔している。
そんな韓国の小学生は、日本の小学生やその保護者同様に、「日本に行って、日本人の小学生と友好を深めたい」とでも話しているのか?
もしもそんなことを一言でも漏らそうものなら、韓国では「親日だ」と烙印を押され、生きる場所すらなくなってしまう。
日本には、韓国との友好だの、親善だのが大事だと考えている連中がいるが、韓国にはそんな余裕はない。
今までホワイト国だったのを良いことに、かなりヤバイ橋を渡って金儲けをしてきた韓国にとって、今回の日本政府の対応は、頂門の一針にも匹敵する痛撃だったはずだ。
「それなら今までのエビデンスを出せ」と言われても、それはできない。
だからこそ傍目も気にせず、屁理屈にもならない横車を押しまくって、「大事な隣国なら、ホワイト国に戻せ」と騒ぎたてているのだ。
そんな中で、日本が韓国にとるべき方策は、ただひたすら「貿易ルールを守れ」と言い続けることしかない。
そして、それを韓国がキチンと履行するまでは、小学生同士の親睦などは、むしろ控えるべきなのだ。
そのことで子供たちが傷ついたのなら、そこは親や教育者、そして社会全体で、現在の状況を子供たちに言って聞かせなければならない。
NHKの使命も、全く同様のはずだ。
それをやるに事欠いて、子供たちを出汁にして、韓国の主張を後押しする。
そんな国営放送なら、まさしく「NHKをぶっ潰す」が合言葉の、NHKから国民を守る党の出番だ。
僕はこの党を支持しているわけではないが、彼らの活動でNHKの酷い現状が変わる可能性があるのなら、しばらくは静かに様子を見る価値がある。