昔は平凡な企業戦士、今は辣腕頑固老人の日常!

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なぜ偏向報道が続くのか?

地上波テレビは見ないが、衛星放送は良く見る。

たまたま見ていたNHK衛星放送で、鎌倉千秋アナの韓国訪問番組を放送していた。

恐らく再放送で、韓国が反日に燃え上がっていた昨年夏ごろ放映されたもののようだ。

 

彼女は番組の最初に、釜山までフェリーを利用して移動する。

「韓国までの距離を実感する」ため、らしい。

その後釜山市内で様々な人にインタビューし、韓国人の反日の原因を探るのが目的だ。

その過程で、「韓国人の心と行動に、強く影響を与えているものが分かった」らしく、それが番組のハイライトのような触れ込みだったが、アホらしくなって途中で見るのを止めた。

よって、番組の結論が何だったのかは分からないが、途中まで見て、なぜNHKで偏向報道が続くのか、その理由は分かった気がする。

 

仕事もこのブログでもそうだが、実は人は予めストーリーを作って行動を起こす。

例えばこのブログ記事も、最初に「NHKの偏向報道を正す」ことを目的としている。

次に、その目的に叶う資料やデータを準備する。

そこで集まった情報をベースに、当初の目的に沿うように文章を作っていく。

 

別に、詳細にそんなややこしいことを考えながらブログを書く訳ではないが、人は潜在的にそんな意識を持っているし、その方が説得力を持った作品になる。

仕事も全く一緒で、組織でも個人でも、最初に目的が明確化されないと、不必要なダッチロールを繰り返すことになる。

 

NHKの報道番組も、同様の仕組みで番組が作られ、そして放送されているはずだ。

今回の韓国ルポで言えば、NHKの中では、

 ・日本と韓国がいがみ合っていてはいけない

 ・何とか打開の方法はないか

 ・その為には、韓国人の反日の深層心理を掘り起こさなければならない

 ・それを日本にフィードバックし、日韓の関係改善に結びつける

との思考法で、取材の目的と内容が設定されている。

 

これは番組プロデューサー、ディレクターを始めとする番組スタッフの総意であり、強いては、これがNHKの組織文化だ。

NHK鎌倉アナは単なる出演者でしかなく、命じられた役割を演じることで、組織文化を広く世間に広めようとしているだけの存在だ。

会社で言えば、末端の担当者でしかない。

 

彼女は健気にも、仕込まれた場面で、仕込まれた人たちにインタビューを繰り返す。

そしてそのインタビューの結果、如何にも彼女自身が気が付いたかのごとくに、あらかじめ決められていた結論を喋ることで役割を果たす。

無論、多くの人にインタビューをしたのは、事実かもしれない。

しかしその中から、元からの目的に沿うものだけがプロデューサー連中によって選ばれ、編集されたうえで放送される。

ひょっとしたら、インタビューした人の中には、「日本とは戦争しかない」とか、突拍子もない発言をしたかもしれないが、そんなモノは勿論カットされてしまう。

 

これは即ち偏向報道が問題となる時に常に指摘される、「最初から結論ありき」のマスコミに拠る「切取り、継ぎ貼り、そして捏造」そのものなのだ。

今回のNHKは、

 ・日韓は仲よくしなければならない

 ・その為に、韓国の不満の実態を明らかにする

 ・それを解消するためには、日本は歩み寄らねばならない

との、信念を実現しようとする政治目的が背景にある。

 

しかし日本人の中には、そんな考え方の人ばかりがいるわけではない。

「韓国は不倶戴天」との意見の持ち主は、こんなNHKの報道は不満だし、反発する。

 

そもそも、公平中立な報道などあり得ない。

報道機関やそこに所属する連中が、何らかの政治的主張を持つことは自由だし、連中が自分の考えとは全く違う内容の番組を作るなどもあり得ない。

マスコミは、最初から全てが偏向しているのだ。

それはやむを得ないが、マスコミの最大の問題点は、そんな自分たちの本性を隠して、あたかも中立の立場を装いながら、偏向報道を繰り消すことにある。

 

なぜ偏向報道が続くのか?

それは、彼らにとっては正義だからだ。

彼らにとって、真実かどうかは問題ではない。

彼らが目指しているのは、今の日本を否定する世界だ。

もはや日本のマスコミが、反日で反与党、親中国、親韓国なのは隠しようがない。

 

ならば連中は、「我々は国内では野党を支持し、与党の打倒を目指している」と、自分たちの立場を鮮明にするべきだ。

その上で、日本のマスコミが偏向報道を続けるのなら、それは全く気に入らないが、反日勢力の活動の一環として批判の対象と見做すしかない。

日本のマスコミも野党も一連托生、同じ穴の狢!